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共通ポイント

加盟店拡大を推し進め、よりユーザーが求めるサービスへ

NTTドコモ/楽天/大丸松坂屋百貨店

「共通ポイント激化」「4強の時代」と言われる中で、その中心にいる共通ポイントの運営企業は、現状をどのように捉えているのだろう。今年12月の「dポイント」提供開始を控える新勢力「NTTドコモ」と、3強の一角「楽天」にそれぞれの捉え方や今後の展望などを聞いた。

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dポイント ▶ NTTドコモ

2015年12月1日から提供が始まる「dポイント」。強力な3大勢力が存在する共通ポイントに、あえていま参入する狙いと、サービスの特徴は?

貯まる喜びに加えて、使える喜びも提供していく

NTTドコモは、これまでドコモユーザーが利用料金などに応じて貯めてきた「ドコモポイント」を12月1日から「dポイント」へと自動移行する。それに応じて、dポイントを貯める・使う際に用いる専用カード「dポイントカード」も発行。ドコモのクレジットカード「DCMX」は「dカード」として生まれ変わる。

今回の経緯を、NTTドコモ マーケティング部 担当部長 岩本和久氏は次のように話す。「ドコモポイントは携帯料金に応じて毎月確実に貯まる上に、ドコモユーザーの家族とまとめることもでき、多くのポイントが貯まりやすいサービスと言えます。ただ、使い道が限られていたので、このたびユーザーへ貯まる喜びに加え、使う喜びも提供したいと考えたのです」。

現在、加盟店を募集している段階だが、すでにローソンとの提携が決まっており、全国約1万1000店舗のローソンでdポイントが使用できる。その他、加盟店でのネットショッピングにも使え、ケータイ料金の支払いやJALマイル、Pontaとの交換も可能。「例えば、ローソンでdカードまたは従来のDCMXとdポイントカードを使って買い物をした場合、3%割引に加えて2%のポイントが貯まり、計5%相当お得です。dポイントカードは入会金・年会費無料は不要ですので、ポイントサービスをフックに新たなドコモユーザーの拡大にも期待しています」(NTTドコモ プラットフォームビジネス推進部 担当課長 酒井善三氏)。

企業規模は問わず、加盟店は増やし続けていく

dポイントの加盟店にとっては、ドコモポイントを保有する約5400万人や …

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