ブームの発端は愛媛県
塩とバター、小麦粉が主役のシンプルなパン「塩パン」がヒットしている。ブームの火付け役は愛媛の「パンメゾン」というパン屋さんだ。
「たべみる」では2013年6月から四国で検索が上昇。それが、全国で検索が急上昇したのは14年6月、テレビ番組『シルシルミシル』で取り上げられて以降、これまでにない高い水準での検索が続いていた。
さらに、15年2月に敷島製パンから発売され、3週間で売上1億円を突破した「ゆめちから入り塩バターパン」、3月にセブンイレブンから発売された「マーガリンがしみこんだ塩パン」がブームを後押ししている。
ヒットの裏にある作りやすさと食シーンの拡大
「シルシルミシル」で取り上げられた数多くのパンのうち「塩パン」がこれほどまでにヒットしているのは、なぜだろうか。まずは「材料・工程がシンプルで少なく簡単に作ることができる」こと。次に「しょっぱさと、バターが染み出す食感という分かりやすい違い」といったことが挙げられるだろう。そして、検索データから見ると、通常あまりパンと検索されることがない「おつまみ」「夕食」が組み合わされて検索されていることも分かる。つまり「朝ごはんだけでなく …
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