伊勢丹新宿本店での催し物などの情報を、手軽に確認することができる。また目的の売り場を検索すれば、現在地を測位した上で、目的地までの道案内をしてくれる。実際に歩いてみると、かなり正確な場所を把握しているので、驚くほどだ。
スマホに対して、位置情報をピンポイントで伝える技術として注目を浴びているBeacon。特にGPSからの電波が届かない屋内での活用に期待されている。これまで実験的に設置する商業施設などが数多くあったが、ここに来て本格的にサービスを提供するところも増えてきた。
東京・新宿にある老舗百貨店「伊勢丹新宿本店」では、4月29日より「ISETANナビ」というアプリを配信している。
伊勢丹では本館・メンズ館に約620個のBeacon発信器を設置。アプリを起動し、目的の売り場を検索すると、現在地から目的地までの行き方を案内してくれるという。実際にアプリをダウンロードし、本館1階の宝飾品売り場からメンズ館のめがね売り場を目指して検索してみた。
アプリの画面では売り場の地図が出てきて、どの道をどの方向に歩けばいいか、道案内してくれた。これが、予想以上に正確で、地図上にきっちりと自分の位置情報を表示してくれる。ついつい歩きスマホになりがちで、周りの人とぶつからないように気をつける必要があるが、スイスイと目的のめがね売り場までたどり着くことができた。かなりの数のBeacon発信機があるためか、スマホが自身の位置を的確に捉え、きっちりとナビゲーションすることができたのだろう。
アプリでは、伊勢丹で期間限定で行われている催し物などの情報も配信されている。伊勢丹に頻繁に通うようなファンは、ぜひ参考にしたい情報であるだろうが、一方で、通い詰めている人は、すでにどこにどんな売り場があるかは熟知していることが多く、ナビゲーションは不要かもしれない。
おそらく、この手のアプリは …