関西の玄関口である新大阪駅の改札内に、飲食店やお土産などの売店が集まった商業施設「エキマルシェ新大阪」が開業。3月4日の第一期開業以来、当初の予想以上に多くの利用者が訪れている。そこには、改札内ならではのテナント誘致やプロモーションへの工夫があった。
企業のアンテナショップも設置する「エキマルシェ新大阪」。第二期ではコンビニ・カフェが、第三期ではフード9店舗が加わり、2016年春にグランドオープンを迎える。
“関西を感じる”をキーワードにリーシングにこだわる
新大阪駅改修事業の一貫として、3階在来線の改札内に床面積を増床し、待合室とトイレが一体となった「エキマルシェ新大阪」の開業計画がスタートしたのは2009年。開発グループの総指揮をとったジェイアール西日本デイリーサービスネット 駅編集事業本部デベロッパー事業グループ リーダー森川弘康氏に話を聞いた。「事前の利用者ニーズの調査により、新幹線の他に通勤・通学など日常使いの多さに目を付けました。お土産や書籍など従来までの新幹線利用者に特化した店舗だけでは面白みがない。駅でおなじみの店舗だけでなく …
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