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イベント活用 ここがポイント

イベントの効果を高める6つの欠かせないポイント

藤田卓也氏(電通イベント&スペース・デザイン局コミュニケーション・デザイン・スーパーバイザー)

「体験は誰かに伝えたくなる 体験した人だから説得力がある」に引き続き、電通の藤田卓也氏に、イベント企画でしばしば取りざたされる、基本的な注意点を挙げてもらった。

Q1 イベント成功で最も大切なことは?

A 安全への徹底した配慮が、すべての体験の基盤です

何が起きるか分からないのが、イベントとほかのコミュニケーション手法の大きな違いの一つです。ですから、安全面への徹底した配慮が必要です。これは絶対に忘れてはならないことだと思います。一般の参加者はもちろん、出演者やスタッフにもおよびます。また、災害などの影響を受けるおそれもあります。実施期間中だけでなく、設営中に起きるケースが恐いところです。例えば施工中に地震が起きた場合などは、保険の対象外となる場合もあります。実施日の風雨で台無しになることも少なくありません。PR的な側面で言うと、突発的に社会的な事件・事故が起きた場合、メディアがそちらに集中し、露出が減ることも考えられます。基本的に一度きりのコミュニケーションですので、こうしたリスクがあるわけです。ではなぜリスクがあるのに実施するのか、その理由も一度きりだからです。今だけ、ここだけでしか体験できないこと、それを、消費者を巻き込んで実現するからこそ、彼らの中で「伝説」となり、周囲の知り合いに教えたくなる、自慢したくなるのではないでしょうか。

Q2 ソーシャルメディア対応の注意点は?

A 臨機応変・迅速な対応を整えておくこと

ソーシャルメディアがかなり普及し、若い人だけでなく、さまざまな人が利用するようになりました。結果、自分が体験したこと、面白いと思ったこと、誰かに教えたいと思ったことなどを …

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