写真専門チェーン最大手の「カメラのキタムラ」やこども写真館「スタジオマリオ」を全国に展開しているキタムラ。ECサイトを店舗のITと連携しインフラを整え、スマホをキーとした顧客接点作り、サービス提供を重視することで、単体総売上の約1/3に当たる430億円がEC関与売上となっている。
キタムラのEC・ネットは店舗のITと連携し、小売業のインフラとなっている。店舗とネットが相互支援する商品計画、販促計画、運用を作っており、ITでは商品マスタ、顧客マスタ、受注・販売マスタを統合している。
本部とEC事業部を連携 店受取売上を最大化
昨年、創業80周年を迎えたキタムラ。全国に展開している屋号はカメラのキタムラが873店、スタジオマリオが384店、アップル正規サービスプロバイダとして、アップル製品の修理サービスを行っている店舗が48店。そして埼玉、香川、福岡の3拠点に生産工場がある。
EC事業は宅配・店受取が可能な自社サイト「キタムラネットショップ」と、宅配のみの楽天、アマゾン、ヤフーでのモール店舗がある。キタムラ単体総売上1,360億円(2014年度)のうちEC関与売上(宅配売上+店受取売上)は約1/3の430億円。昨年実施のネット販売実施企業によるネット販売売上高ではイトーヨーカドーに次ぐ9位に位置付けている(出典:通販新聞社)。大手量販店が上位を占める中で急成長を遂げている …
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