日本のスマートフォンの普及率は、従来型携帯電話との併用も含めると53.5%(総務省『情報通信白書』、2014年)で、まだまだ低い。しかし、2014年に花開いた「格安スマホ」の登場で、主婦やシニアなど、スマートフォンに手が伸びなかった層にも浸透しつつある。火付け役となった「イオンスマホ」は、14年12月までに販売台数4万台を突破。ユーザーの半数は50歳以上で、次に30~40代のファミリー層が続く。利用者が多様化してくれば、必要な施策も変わってくる。各社の取り組みを聞いた。
マルエツは、これまでチラシを紹介するアプリだった「マルエツチラシアプリ」と共通ポイント「Tポイント」を連携させた。店頭へのTポイント導入は3年ほど前から進めていた。
マルエツがスマホアプリにTポイント連携 進むデータ分析と店舗サービスの向上
マルエツ「マルエツチラシアプリ」
首都圏に拠点を置くスーパーのマルエツは4月1日、スマートフォン向けアプリ「マルエツチラシアプリ」を刷新し、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の共通ポイント「Tポイント」を連携させた「Tカードお買い物履歴サービス」を開始した。Tカードを提示して購入した商品の履歴が、アプリ上で確認できるようになる。履歴は、毎日の詳しい購入内容を過去4カ月分までさかのぼれるほか …
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