大人のキッザニアに行きたいワタシ
アメリカでは大統領が代わる度に、4000ものが入れ替わる。トランプ新政権も同様である。
「買う」5秒前2
今や20~30代の女性の間で「よなよなエール」は密かなブーム。人気の秘密は、作り手との“近さ”だ。
イラスト:高田真弓
昨今、様々な市場で「若者の〇〇離れ」を耳にする。若者のクルマ離れ、テレビ離れ、酒離れ……etc
その要因の1つに、マーケットの硬直化がある。よく市場は生物の進化に例えられるが、過去に様々なトライ&エラーを繰り返した結果、要は市場が最終形に近づいたということ。アベレージは高いが、皆が同じ方向を向いているので多様性に欠け、市場としての面白みが少ない。結果、若者たちが共感しにくいのだ。
代表的なのがビール市場だろう。大手4社とオリオンビールで市場は硬直化。「ビールはおじさんの飲み物」という印象がすっかり根付いてしまった。
ところが――近年、そんな市場に風穴を開け、若者たちにアピールし始めた会社がある。長野県の地ビールメーカー「ヤッホーブルーイング」である。
今や同社の売上高は、大手4社とオリオンビールに次ぐ国内第6位。日本では珍しいエールタイプのビールメーカーで、大手が出すラガータイプに対し、華やかな香りや豊かなコクが特徴である。メインの客層も、大手が40~50代なのに比べて20~30代と若い。その鍵を握るのが …