パリのルーヴル美術館に設置されているタッチパネルコンテンツや上野の森美術館「進撃の巨人展」でのプロジェクションマッピング…。大日本印刷IM&Sコンサルティング室が開発する、インタラクティブメディア(双方向型のデジタル展示システム)は、芸術・教育分野のみならず、イベント、企業のショールームや工場見学の展示システム、店頭ディスプレイなどさまざまな領域で豊かな体験・体感を創りだしている。
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IM&Sのメンバーは空間、デジタルメディア、コンテンツ、映像機器など部門横断の専門家集団である。ルーヴル美術館にも導入されているパッケージシステムをバックに。
マルチメディア先端技術を活用した空間開発
来館入場者数年間約1000万人、世界最高の美の殿堂と呼ばれるルーヴル美術館。収蔵される多くの傑作とともに、美術品にまつわるドラマの多彩さも大きな魅力である。来場者にその魅力を知ってもらおうと、楽しみながら深い美術体験を提供する先進的な鑑賞システムを導入している。絵画に隠された画家の意図や当時の歴史的背景を直感的に学べ、3D化した美術品を自由に回転させながら細かい装飾の様子が分かる。これら全ては同館と大日本印刷の共同プロジェクト「ルーヴル-DNPミュージアムラボ」の成果だ。共同開発したのは …
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