店頭で抜群の存在感を示し、さらに商品の必要性をも気付かせるサンスターの「歯ぐきディスプレイ」(2種類)。
生活用品売り場を歩いていたら、普段はただ通り過ぎるだけの通路で、視線の隅に違和感を覚えた。歩みを止めてそちらの方向を見ると、商品棚の中心で大きな「歯ぐき」が、こちらを向いて口を開けている。なぜ売り場に「歯ぐき」があるのだろう。周りの商品を改めて見ると、初めてそこが歯磨き粉コーナーであることに気が付いた。「歯ぐき」はアテンションのためのディスプレイだった。
店頭において歯磨き粉は、差異化が行いにくいカテゴリーではないかと思う。商品やパッケージの形状も各メーカーで似ているため、ブランドイメージとパッケージデザインで区別をする必要がある。また購買行動も、売り場で商品を見て自宅に在庫がないと気が付いたり、たまたま特売だったのでまとめていくつか購入したりなど、事前に強く購入を決意するというよりかは …
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