販売促進の専門メディア

           

企画の種を発見できる「聞き方」入門

話し手がホンネをしゃべっていないと感じたら?

早尾恭子

ヒットを生み出すために欠かせないのが生活者のリアルな声を聞き出す力と、そこから企画につながる核心をつかみとる力。モデレーターのプロが、企画の種を発見するための「聞き方」を指南します。

要素を整理して聞く

話を聞いている時、本音が探り出せていないと感じることがあると思います。話し手が話し下手だったり、どこまで話していいのか分からなかったりする場合もあります。しかし、ほとんどは聞き手側に問題があると思います。「本音の話を聞かせてください」と、直球で聞いても話は聞けません。

本音を聞き出すには、話し手がリラックスして心を開いていることが、まず必要です。その大前提の上で、ありのままの状況や生活を話してもらうことです。

例えば、Aというジュースを「さっぱりしているから」という理由で購入している方の、“その行動を後押ししている奥底にある気持ちってなんなのだろう?”ということを明らかにする作業です。

しかし、普通の人は本で読むような分かりやすい文章のようには話してくれません。人の話の中には色々な要素が入っていますので、深堀するポイントを見極めることが必要です。

ワーッとしゃべってもらった時に、「事実」と「気持ち」を切り分けて聞いていくと …

あと67%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

企画の種を発見できる「聞き方」入門 の記事一覧

話し手がホンネをしゃべっていないと感じたら?(この記事です)
ありきたりな話しかインタビューで出てこない時の解決法
聞き方入門-インタビューで言葉があふれだすようにボロボロ話してもらうには?
なぜ「なるほど!」と思える話を聞き出せないのか?
相手から、ありきたりの話しか聞けないときの解決法

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する