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究めていくから面白い私のシゴトモチベーション

目への関心を広げ、目薬市場の拡大を

参天製薬

「やっぱりこの仕事は面白い」。あなたが、やりがい感じるのはどんな瞬間でしょう。プロモーション領域で活躍する人のチャレンジや仕事の醍醐味を紹介します。

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参天製薬 薬粧事業部 マーケティング室 室長 前田英人氏(まえだ・ひでと)
外資系化粧品メーカーの研究開発部門、外資系飲料メーカーのマーケティング担当を経て、11年に参天製薬に入社。入社後、マーケティング室長。

医薬品メーカーのプロモーションは、薬事法などの規制があり、日用品で普通に実施されている街頭サンプリングも難しい。そうした中でユニークな取り組みを続け、話題を集めるのが参天製薬だ。最近では、プレゼントキャンペーンに、ももいろクローバーZのシークレットライブや、元宝塚トップスターとのフォトセッションといったファン垂涎の特典を付けた。アニメ『エヴァンゲリオン』を起用したキャンペーンでは、ドラッグストアの外装をキャンペーン仕様にラッピングするなど、流通と共に新たな施策にも挑み、高関与層を狙う事で潜在層の掘り起し施策を得意としている。

「疲れ目、かすみ目に始まり、コンタクトレンズ使用や紫外線、ブルーライトからの刺激など、目のケアが必要なのにもかかわらず、目薬の使用や眼科での治療をしていない方に向け、まずは目に関心を抱いてもらえるよう、熱狂的ファンがいるキャラクターを起用し、目への関心を持っていただけるよう設計しています」。そう話すのは、マーケティング室長の前田英人氏だ。2014年7月に開始したももいろクローバーZを起用したキャンペーン「サンテ×ももクロ ニッポンきたぁ↑↑大作戦」では、「サンテFX」シリーズのパッケージに彼女たちの写真を使用。プレゼントキャンペーンの応募総数は過去最多、売り上げも過去最高を記録した。

「これまでの施策は20〜30代女性の認知の低さが課題でしたが ...

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