長年にわたり大手流通企業の店頭プロモーションなどのリテールサポートを実践してきたスコープ。売り場に強く、リテールに精通していることを強みに、リテールの現場でのさまざまな課題解決に貢献してきた。代表取締役社長の横山繁氏に、売り場が直面する課題や、これからの時代のプロモーションについて聞いた。


スコープは、ショッピングセンターなどのプロモーションの企画~実施・運営(上)を強みとしているが、近年はデジタル領域のプロモーション支援も増えているという。商品パッケージのバーコードを撮るだけでレシピ一覧を表示するアプリ(下)の開発などはその一例。
今多くの流通企業やメーカーが直面する課題は、変化への対応です。消費者の情報収集や買い物の仕方が多様化するなか、ターゲットとの良好な関係を維持し、継続的な購買を促すには、売り場を含めさまざまな生活接点における戦略的なコミュニケーションが不可欠です。「これをやれば売れる」という定石はありません。むしろ手法にはこだわらず、その時々の課題に合ったやり方を柔軟に採用する姿勢が大切になってくるでしょう。
そのようななかで、近年、重要度が増しているのが ...
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