プレゼントキャンペーンにおいて、消費者から常に人気なのが、旅行やギフト券といった体験型や自身で選べるタイプの賞品。一方で、なるべく多くの人に手軽に渡せるノベルティとしての「電子ギフト」の需要も高まっている。JTBのPLUS事業チームでは、その両方をカバーできるサービスを提供している。それが「JTBトラベルギフト」や、電子ギフト「Cocozo(ココゾ)」など6種類の「JTBギフトシリーズ」だ。
PLUS事業担当マネージャー 新堀 毅氏(左)
PLUS事業担当マネージャー 山田浩司氏(右)
人気賞品の「旅行」やギフト券で
幅広く消費者の気持ちをつかむ
――旅行券、ギフト券
プレゼントキャンペーンの賞品として常に人気なのが「旅行」と「ギフト券」。JTB PLUS事業チームでは、「JTBギフトシリーズ」として、両方を含む6つのサービスを展開している。
中でもプレミアム性があり、顧客へ自社の商品・サービスを強く印象づけられるのが、「JTBトラベルギフト」だ。これは、価格を1万円から50万円まで自由に設定できるカード型旅行券で、有効期限内であれば、切符や、国内外ツアーなどJTBが取り扱うさまざまな商品を購入できる。券面には、メッセージは元より、独自の写真やイラストなどが印刷できるので、オリジナルカードが作成できる。PLUS事業担当マネージャー 山田浩司氏は「JTBが提供する旅行ギフトであることから、贈られる側も安心感があり、とても喜ばれる。さらに、全国のJTBグループ店舗だけではなく、電話やウェブ決済にも対応しているという利便性の高さから、キャンペーンにおける販売促進ツールとしての活用が進んでいる」と話す。
また、券面をオリジナルでデザインできるということで、より効果的に商品や企業のブランド訴求ができる点への評価も高い。カード型は使用後も手元に残るだけにカードデザインにこだわる企業も多いという。オープンキャンペーンのメイン賞品など活用シーンは多様だが、特に相性が良いのが高額商品や富裕層向けサービスのキャンペーンではないだろうか。
一方でニーズが高いのが、自身が欲しいものを自由に選ぶことができる「ギフト券」や「カタログギフト」。JTBギフトシリーズではこのほか、紙型旅行券「JTB旅行券 ナイストリップ」に加え、ギフト券「JTBナイスギフト」、カタログ式宿泊ギフト「JTBハーモニフト」、カタログ式ギフト「たびもの撰華」をそろえている。
企業事例
キャンペーンビジュアルを券面にデザインして訴求
ギャップ ジャパン「GAP HOLIDAY GETAWAY CAMPAIGN」
券面をオリジナルでデザイン。「シーズンのマーケティングビジュアルを券面にデザインして訴求できたことも採用要因のひとつ」(遠藤氏)。
ギャップジャパンは「GAP HOLIDAYGETAWAY CAMPAIGN」の賞品として「JTBトラベルギフト」を採用。Gapストアまたはオンラインストアで税込5000円以上購入した顧客を対象に、抽選で50名に10万円分のJTBトラベルギフトをプレゼント。同社の遠藤克之輔氏は「2014年ホリデーのマーケティングキャンペーンのテーマが『ギフト』であり、日常を脱出して特別な時間と体験を顧客に自由に楽しんでいただける機会となることから採用を決めた」と話す。
アンケート謝礼や来場ノベルティ
手軽で汎用性の高い電子ギフト
――JTB バリューギフト「Cocozo」
プレゼントキャンペーンにおいては、顧客にとってなるべくプレミアム性の高い賞品を用意することによるロイヤリティの向上だけでなく、少額でもなるべく多数の当選者を設定するという方法もある。こうした施策において役立つのが、「JTBギフトシリーズ」唯一の電子ギフトである「Cocozo(ココゾ)」。
これは、JTBが法人向けに提供している少額ギフト商品で、企業は顧客に16桁のIDを発行、顧客はQRコードやURLからCocozoのウェブサイトへアクセスし、そこで受け取ったIDを入力すると、TポイントやAmazonギフト券など、26種類の交換先の中から、好きなポイントや電子マネーへと自由に交換できるようになっている。
この場合、キャンペーンの申し込みからIDの発送、ポイント交換に至るまで、すべてサイト上で行えるので、景品発送の手間や送料といったコストがかからないのが企業にとっては大きなメリット。ネット上で完結することから、ネットを活用したキャンペーンとの親和性も非常に高い。
金額も、Cocozo独自の単位である「バリュー」として1円単位で自由に設定できるので、周年など関連する数字に設定して印象に残すことも可能。PLUS事業担当マネージャー 新堀毅氏は、「送料がかからず、交換先の種類が多いことから、最近は、アンケート回答者やモニター協力者への“謝礼”としてCocozoを活用する事例も増えるなど、用途の幅が一層広がっている」と話す。
また、IDはメールで送る以外にも製品やカードに印字することも可能。例えば、商品のロゴなどをカードに印刷して、商品モニター調査の参加者全員への謝礼として配付すれば、商品をより深く印象付けることも可能だ。
簡単、手軽に配布でき、販促コストの削減にもつながり、ノベルティから謝礼まで企業のニーズに柔軟に対応できる「Cocozo」。なるべく多くの顧客とのつながりをつくる施策と組み合わせて活用することによって成果が見込めそうだ。
少額・大量のノベルティ施策から、高額商品・優良顧客へのプレミアム施策までを連携できるPLUS事業チームの「JTBギフトシリーズ」。顧客に対して「体験価値」「感動価値」を提供することによって、より深い関係性を構築したい企業は、キャンペーンの施策として取り入れてみてはどうだろうか。
*「Suicaポイント」は東日本旅客鉄道の登録商標です。
*「楽天Edy(楽天エディ)は楽天グループのプリペイド型電子マネーサービスです。
*Amazon.co.jpは、本プログラムのスポンサーではありません。AmazonはAmazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
企業事例
モデルルームへの来場促進としてCocozoを活用
明和地所「WEB予約限定来場&成約Wキャンペーン」
「メールアドレスが取得できるなど、このキャンペーンはほかの施策に比べて契約の歩留まりも高かった」(太田氏)。
明和地所は、同社の「クリオマンション」のウェブ予約限定の来場促進キャンペーンに、電子ギフト「Cocozo」を活用している。事前に訪問する対象物件を予約したうえで来場してアンケートに回答すると、後日メールアドレスへ2000円分のCocozo(2000バリュー)がプレゼントされるという内容。同社 広告担当の太田 裕氏は「送付の手間やコストが不要で、交換先も多く、もらった方の選択肢が豊富なことから採用を決めた」と話す。
■そのほか4つのサービス
「JTB旅行券 ナイストリップ」
1枚の切符の購入から、海外旅行まで利用できる紙型旅行券
「JTBナイスギフト」
全国50万店以上のJCB加盟店で利用できるギフト券
「JTBハーモニフト」
JTBが厳選した全国100の上質な宿を集めたカタログ式ペア宿泊ギフト
「たびもの撰華」
旅行から雑貨・グルメまで豊富な商品を掲載したカタログ式ギフト
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