販売促進の専門メディア

           

九州エリア最新動向

人に話したくなる体験で年間6300万人を動かす

JR博多シティ

2011年の九州新幹線開通と同時にオープンした「JR博多シティ」。アミュプラザ博多、博多デイトス、アミュエストを含める博多駅直結の複合施設で、昨年度は総額481億円を売り上げ来館者数は6300万人を越えた。天神エリアに対抗し、売上を伸ばす背景にはアナログな「話題づくり」があった。

img01

「アミュプラザ博多」が開業3周年を迎え、全97店舗がリニューアル。この“ウルトラ・リニューアル”にあたりウルトラの母がモデルとなった広告が登場。福岡発のファッションイベントではモデルとしてランウェイを歩き、来場者だけでなく、メディア等でも話題を集めた。

3年連続、売り上げの最高記録を更新し続けているJR博多シティ。毎年、館内や駅前広場でいくつものイベントを開催している。

近年、目立った例を挙げるとトム・クルーズの来場により、約7000人が集まった映画の告知イベントや、30体の「ドラえもん」を駅前広場に並べた展示会のPR企画があった。これらの情報はフェイスブックやツイッターで勢いよく広がり話題となった。

3月~5月に開かれた「アートアクアリウム展」には32万人が来場した。JR博多シティ・取締役営業部長の小池洋輝氏は「展示物の撮影を許可したことで、SNSでの発信効果が高まりました。増税の影響で4月は売り上げの減少を懸念していましたが、大規模なイベントをすることで、客数も売り上げも昨年を大きく上回りました」と話す。

「ウルトラマン」の広告で開業時の注目をもう一度

2014年3月、開業3周年の際には「ウルトラマン」のキャラクターを使った広告が話題となった。テレビCMやポスター …

あと63%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

九州エリア最新動向 の記事一覧

アジアの玄関口、福岡のポテンシャル
鷹の祭典とタイアップ、東洋水産の九州エリアプロモーション
ホームセンターグッデイのO2O施策とブランディング
“地元”を掘り下げる 老舗百貨店の挑戦
人に話したくなる体験で年間6300万人を動かす(この記事です)
パルコ初の“24時間営業” オムニチャネル戦略で勝負

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する