10段重ねのハンバーガーに景品がついて2000円。大きさ、価格ともファーストフード店として常識を破った商品が登場し、話題を呼んだロッテリアの『進撃の巨人』コラボ企画。この「10m級進撃の巨人捕食セット」を皮切りに第3弾まで展開し、販売期間中の店の売上増につなげた。

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
超大型巨人のうなじ(巨人の急所)に位置するハンバーガーをエレンが切り込むメインビジュアル。「喰えるのか」というキャッチフレーズと「捕食セット」という商品名は、『進撃の巨人』コラボならではの表現。「ファーストフードのお客さまに捕食という言葉が許容されるのか、侃々諤々だった」(奥村氏)と言うが、タワーチーズバーガーは話題を集め、10m級が断トツ人気だった。

第1弾「10m級進撃の巨人補食セット」で付けたバーガー引換券。
ロッテリアらしく、ひと味違った商品訴求と話題性の提供を
ロッテリアは、『進撃の巨人』とのコラボ企画第1弾として2014年3月6日から「10m級進撃の巨人捕食セット」を全国の店舗にて数量限定で発売した。ハンバーガーは、3種類の「タワーチーズバーガー」で「5m級」(5段)、「7m級」(7段)、「10m級」(10段)から選べる。原作に登場する巨人が3m級、7m級、15m級の大中小の巨人に分類されることからヒントを得た。タワーチーズバーガーは、超大型巨人が描かれたオリジナルスリーブに包んで提供。景品としてキャラクターのミカサをデザインした「エビバーガー引換券」付き「立体機動装置キーホルダー」か、エレンをデザインした「絶品チーズバーガー引換券」付き「半刃刀身型ナイフキーホルダー」がもらえた。キャンペーンの告知では、メインビジュアルを店頭やレジ下のポスターなどで掲出した。
今回のコラボ企画を担当した同社マーケティング部プロモーション課主査 奥村啓一郎氏は ...