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企画の種を発見できる「聞き方」入門

相手から、ありきたりの話しか聞けないときの解決法

早尾恭子

ヒットを生み出すために欠かせないのが生活者のリアルな声を聞き出す力と、そこから企画につながる核心をつかみとる力。モデレーターのプロが、企画の種を発見するための「聞き方」を指南します。

お客さま、生活者、お得意さまの話がなぜ聞けていないのか?

“全身”で聞き出す

自社の商品に対して、どんな思いを抱いているのか。接客中や商談時、グループインタビューなど、お客さまから話を聞くチャンスはいくつもあると思います。しかし「話を聞いているつもりなのに、いつもありきたりのことしか聞けていない……」そんな販促担当者もいるのではないでしょうか。思い当たるふしがあるなら、人が話す言葉の上辺だけを聞いているからかもしれません。

人から対面で話を「聞く」とき、言葉を耳から「聞く」だけでなく、「聞き出す」ことが必要です。話している相手の何気ない発言を、ただ「聞く」だけでなく、さらに深堀りをして本音を「聞き出す」ことができて、はじめて欲しい情報が得られるのです。

話を「聞き出そう」という姿勢を持つと、人の話をよーく「聞く」ようになります。「それはなぜだろう?」「どうして、そう思うのか」と踏み込んで聞きたくなるからです。

「聞き出す」には…

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