レンタル・シェア文化を浸透させるためのブランディング （後編）
必要なときに必要なだけ利用できる経済性や合理性が支持され、広がりを見せているレンタル・シェアリングサービス。車からファッション、スペース、スキルまでさまざまなカテゴリーでサービスが生まれている。ただ、なんとなく存在は知っているものの、一歩を踏み出すには至っていない生活者が多いのも事実。成長過程のサービスの最新プロモーションを取材した。
近年はアクティブで好奇心旺盛な中高年が増え、いつまでも若々しく健康でいるための努力を惜しまない人が増えている。これに対し各社がエイジング対策関連の商品やサービスを投入、ミドル・シニア市場の開拓に力を入れている。この世代のニーズをどのように捉え、購買につなげているのか、各社のプロモーションの取り組みを取材した。
（取材・文 前田はるみ）
共感を呼ぶテレビCMで登場感をアピール
ファンケルヘルスサイエンス
ファンケルヘルスサイエンスは、今年6月、ダイエットサプリ「カロリミット」シリーズから、40代以上の女性をメインターゲットにした商品「大人のカロリミット」を発売した。
「カロリミット」は、脂肪燃焼を促す従来のダイエットサプリとは異なり、食事のカロリー吸収に働きかけることで「食べたいものを我慢しないダイエット」を提案。2000年の発売以来、3000万個以上を売る人気商品である。一方で、年齢を重ねるにつれ代謝が低下し、やせにくくなったと感じる中高年女性は多い。そんな女性たちのために、カロリミットの特性に加えて、ダイエットの鍵となる代謝改善に着目して開発したのが、「大人のカロリミット」である。
同社 戦略推進本部広告宣伝・PR部の宮野真由子氏は、「既存のカロリミットは、20～30代女性を意識したマス広告を展開していたこともあり、40代以上の女性には届きにくかった部分がありました…/p>
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