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企画書大公開

関係者を巻き込む合言葉は「ソラリアプラザ共同体」

西鉄エージェンシー、LOVE FM ソラリアプラザ「SHINING SOLARIA」

クリスマスを飾ったソラリアの光 パフォーマンスの様子。壁面ガラス張りとなり開放感



190人による光のイベント
福岡・天神のファッションビル「ソラリアプラザ」が2013年11月28日、南側・外壁をガラス張りにリニューアルしたのを機に実施した、光のパフォーマンスイベント。ショップスタッフなど約190人が館内からペンライトを振るダンスを行い、多くの見物人が隣接する「警固公園」に集まった。

ゴールイメージを共有したプレゼン時の一言

特に目的がなくても立ち寄りたくなる。商業施設にとって、そんな愛着を持ってもらうのに、周年記念は一つのチャンスだ。今年25周年を迎えた福岡市の「ソラリアプラザ」は昨年11月末、南側の壁面・1~6階の延べ900平方メートルをガラス張りに。通りから施設内が見渡せる開放感ある装いへリニューアルした。そのお披露目として開かれたイベントが「SHINING SOLARIA」だ。

「南側壁面をガラス張りにするのは、ソラリアプラザリニューアル計画の中でも最も話題性が見込めるものでした」と、FM ラジオ局LOVE FMと共同でイベントの実施を手がけた西鉄エージェンシーの営業担当 泊大策氏は振り返る。

「単に『リニューアルオープンします』では、主催者側の自己満足になってしまう」とはソラリアプラザからのオリエンテーション。「まずはイベントに足を止めてくださった方々の、いい思い出になるような企画にしたい。加えて、その場にいなかった方々にも、イベントを機に新しくなったソラリアプラザに関心を抱いていただきたい」といった要望が挙げられた。

西鉄エージェンシー、LOVE FMの両社が、「インパクト」があり、かつ「記憶」に残る企画として導き出したのが、大きなガラス面を生かし、ソラリアプラザ関係者を中心に約190人が参加する光のパフォーマンスだった。

施設内からライトを振れば、街行く人たちの視線も集めつつ、ガラス張りになったことも自然と伝えられる。観衆ができれば ...

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