商品やサービスも、プロモーションやイベントも、始まりは形のないアイデアだった。実態のない段階から予算を判断するのは簡単なことではないが、ひとたび、ゴール像を共有できさえすれば、提案する側・受ける側の区別なく、同じ課題に立ち向かうひとつのチームになれる。今回の特集では、大塚製薬の「ポカリスエットを月へ届ける」という前代未聞の企画から、テレビ番組や新聞といったメディアと小売店舗を巻き込んだ謎解きゲーム、沖縄県の地域活性プロモーション、広島市のシティプロモーションといった企画書を掲載。ほかにもオリエンテーションやプレゼンテーションの理想像を探るインタビューや、提案後“ひとり歩き”できる企画書のつくり方を紹介する。確かな輪郭を持ってアイデアを共有し、企画を通すためのヒントが見つかるはずだ。
打ち上げは2015年10月予定
大塚製薬のブランディングキャンペーンとして月面に「ポカリスエット」と、子どもたちの夢を刻んだメッセージプレートを届けるプロジェクト。ターゲットは中学生・高校生で、ポカリスエットへのエンゲージメントを高めることが目的。2015年10月の打ち上げ予定。もし成功すれば、歴史に残る快挙となる。
「…本当に飛べるの?」「飛ばします!」
宇宙に視線が注がれている。憧れのまなざしではなく、具体的なビジネスの現場として…
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