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ヌードルメーカー、お茶プレッソ・・・話題の調理家電のプロモーション(前編)

フィリップス「ヌードルメーカー」/シャープ「ヘルシオお茶プレッソ」

家電量販店の調理家電売り場が、活況を呈している。少し前まで存在すらしなかった調理家電が、ある商品のヒットをきっかけに数多くの競合商品を生み出し、やがて独立したカテゴリーへと成長していく─。そうやって新しい食文化や食習慣を創出しようとしている調理家電を取り上げ、プロモーションの取り組みを紹介する。
(取材・文 前田はるみ)

ヒット商品が次々と生まれている調理家電業界。家電量販店で今、もっとも勢いのある売り場の一つではないだろうか。今回は、最近話題の四つの調理家電を取り上げた。これまでにない新たな食習慣や調理器具の使い方を提案してヒットした商品、もしくはこれからヒットの予感がする商品である。買う側としては、話題の商品が登場すれば買ってみたいと思うものの、キッチンの限られたスペースでは置き場所に困るのではという疑問が生じる。しかし、「ユーザーは自分が商品を気に入れば、置き場所を見つけて置いてくれる傾向がある」(フィリップス エレクトロニクス ジャパンの佐野泰介氏)という。ユーザーの潜在需要をどのように掘り起こし、購買につなげているのか取材した。

家庭で作る本格生麺を新たな日本の食文化に
フィリップス

フィリップスは6月、本格的な生麺を簡単に作れる「ヌードルメーカー」を発売した。うどん、そば、ラーメン、パスタが作れるよう日本仕様に設計された商品で、ターゲットは30~40代の料理好きの男女。年末までの販売目標を5万台と計画していたが、「すでに目標を上回る勢い」(同社)だという。フィリップス エレクトロニクス ジャパン コンシューマーライフスタイル事業部マーケティングマネージャーの佐野泰介氏は、「ご飯、パンに並ぶ第三の主食である麺を手作りできる、新たなカテゴリーとして育てていきたい」と意気込む。

販売が好調な理由については、こう分析する。「日本人は麺の手作りに興味がありつつも、『時間がかかりそう』『道具を揃えるのが大変』などの理由で、当社の調査によるとわずか3%の人しか自宅で麺を作っていません。しかし、簡単に麺を作れるなら、手作りしたいと思っている。その潜在需要に応えた商品なのだと思います」(佐野氏)。同社は発売以来、「本格的な生麺がカンタンに約10分でつくれる」という商品特性を全面に打ち出してきたが、それが奏功した形だ。

これまでにない商品の登場に対し、流通からは期待する声が聞かれるという。「新たなカテゴリーに育てるという当社の考えに共感し、炊飯器やホームベーカーリーと一緒に並べるのではなく、エンドや新製品コーナーなど独立した売り場を用意した販売店が多かった」と佐野氏。発売前後には、同社のPR活動によりメディア露出が増えたが、そのタイミングに合わせて売り場への動線を強化したり、多箇所陳列を行うなど、売り場を盛り上げた店もあった。

店頭での見せ方で意識しているのは ...

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