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販促NOW パッケージ編

商品ブランドの独立性が 高いブランド資産を生む

小川亮(プラグ 代表取締役)

27年続くロングセラーブランド「六条麦茶」。

今年、「六条麦茶」のパッケージデザインが新しくなった。さわやかな夏の到来を告げるような夏空、昔からの安心感、おいしさを伝える母と子のやさしい切り絵はなんとも昔からのおいしい麦茶を連想させる素晴らしいデザインである。

コピーも情報が集約されており、「いつも、いつまでも、母のやさしさ」「無添加の麦茶」という「六条麦茶」が長年大切にしてきたメッセージを継続して伝えている。

夏の入道雲を背景に浴衣とうちわが切り絵で描かれ、完全に夏にフォーカスしている点がこのデザインの強さの一つにあげられる。

アサヒ飲料はコーヒーも朝専用に絞るなど、ターゲットやシーンのフォーカスの潔さが素晴らしい。その潔さには、マーケティング戦略とデザイン戦略の一貫性を感じる。通常だと、なるべく多くのシーンで、通年で買ってもらうことを考えがちだが、そこをグッと限定することで、商品の特徴やコミュニケーションで強さを発揮し成功している。「六条麦茶」のパッケージデザインからもまさに、その強さが伝わってくる。

日本における麦茶の市場規模は伸びており、猛暑が常態化することでシニアの水分補給への意識が高まっているという。そういった市場背景をベースに、夏にフォーカスして、懐かしい、おいしい安全を伝えるパッケージは、ターゲット戦略と相まって効果を発揮するに違いない。

しかし、「六条麦茶」のパッケージデザインの素晴らしさはそこだけではない。

「六条麦茶」は27年続くロングセラーブランドだが、4年前までは…

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