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選ばれる施設になる!ホテル・旅館のプロモーション(後編)

富士山の世界遺産登録や、2020年東京オリンピック開催などで改めて日本の魅力が見直されるとともに、アベノミクス効果や円安の影響で増加傾向にある国内旅行。とはいえ、様々な種類のホテルや旅館が乱立し、宿泊施設にとっては厳しい競争環境にある。選ばれる施設になるには、話題性のあるニュース発信によるメディア露出の獲得や、その施設ならではの魅力訴求によるファンづくりがカギになりそうだ。
(取材・文 前田はるみ)

口コミ情報がホテルや旅館を決めるうえで重要な役割を占めるなか、施設にとっては、利用者が満足するサービスを提供することで、好意的な口コミを増やしていくことがとても重要になる。その一方で、立派な施設や良質なサービスを持っていても、世の中に知られていないために利用されていないホテルや旅館もある。認知をいかに高めるのかも、集客を増やすうえではポイントとなる。

また、若い世代が旅をしなくなっている昨今、将来の顧客の開拓はどのホテルや旅館でも深刻な課題である。気軽にお試しできない「宿泊」という商品に対して、いかに興味を持ってもらうのか。若者との接点づくりや、ホテルや旅館を利用することへの心理的ハードルを下げる工夫が必要だろう。

今回は、温泉旅館やシティホテルなど種類の異なる4施設を取り上げ、集客施策を取材した。

コンセプトが合致する企業とのコラボレーション
阪急阪神ホテルズ

レムのコンセプトである「上質な眠り」を訴求したトップページ。

阪急阪神ホテルズの「レム」は、「上質な眠り」をコンセプトにしたビジネスホテルである。07年11月に開業し、日比谷、秋葉原、新大阪、鹿児島の4箇所で展開している。

上質な眠りを実現するのが、メーカーと共同開発したオリジナルベッドマットレス「シルキーレム」、全室に完備されたマッサージチェアとレインシャワーである。「この三つを私どもでは“三種の神器”と呼んでいますが、中でもお客さまの支持が高いのは、シルキーレムです」と同社 レム事業部管理部チーフ 酒井朋子氏は話す。

客層は施設ごとに異なるが、全般的に30~40代のビジネス利用がメイン。「眠り」にこだわりを持つ人の利用が多いという。

「一度宿泊して『よく眠れた』と感じたお客さまが…

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