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<O2O>
「ガチャガチャ」を使った来店誘引 パルコ、「夏のグランバザール」で
パルコ「夏のグランバザール」に合わせて実施した際のイメージ画像。
パルコは7月3日から21日にかけ、カプセルトイをモチーフにしたアプリを活用して誘客を図る「夏のガチャ占い ちゃっかりモテ×引き寄せクーポン」キャンペーンを実施した。アプリ上でガチャガチャ占いをすると、各テナントの「Gotcha !Mall」限定割引クーポンなどが当たる。スマートフォンのGPS機能により、店内でプレイすると景品が変わる。実施店舗は全国19店舗のパルコで、「夏のグランバザール」の一環。
採用したのは、グランドデザイン&カンパニーが同日から提供を開始した「Gotcha! mall(ガッチャモール)」。同社はこれまでもカプセルトイをモチーフにしたゲームコンテンツで販促支援を行っており、クーポン取得による来店などのプレイ回数は累計で1000万回超に上る。クーポン利用率が90%を超えるケースもあった。
グランドデザイン&カンパニーは今後1年間で、会員数300万人、参加店舗数1万店舗を目指す。海外向けに各国版展開も計画しているという。
アプリのトップ画面。
<サービス>
大日本印刷、スマホやデジタルサイネージにカードをかざして情報配信
クライアントとして、出版社、メーカー、流通、広告会社、ゲーム業界を想定している。
大日本印刷(DNP)は、スマートフォンやタブレット端末などのタッチパネルディスプレイにカードをかざすと、商品情報やクーポンが表示されるサービスを始めた。
会員にカード入りのダイレクトメールを送り、ユーザーがスマホやタブレット端末にカードをかざして試してみたいブランドを選ぶとサンプルが届いたり、アパレル店舗内のデジタルサイネージにカードをかざしてクーポンを配布したり、といった活用例を想定。ほかに雑誌の付録やゲームアプリとの連動、地域活性化のためのスタンプラリー企画が考えられるという。DNPはこの事業で年間3億円の売り上げを目指す。
同サービスに採用した技術「Touchcode(タッチコード)」は、米国T-touch社が開発した。指で画面に触れると発生する微弱な電流を読み取る静電容量方式のタッチスクリーンに対応。カードに導電性材料で印刷したパターンごとに、個別のコンテンツを呼び出す。読み取る確率はほぼ100%だという。
<サービス>
ウェブサイト閲覧は、来店にどれだけ貢献したかIMJが分析サービスの提供開始
アイ・エム・ジェイ(IMJ)は、来店行動とWebサイトの閲覧行動との関係を分析する「O2O貢献度分析サービス」の提供を開始した。「店舗送客などのオフライン行動に対するウェブサイトの貢献度をどう定量化するか」「貢献度を高めるためにはどのようなKPIを設定し、施策を行うべきか」といった課題に応える。
同サービスでは、ユーザー個々のウェブサイトの閲覧行動と、来店などのオフライン行動におけるアンケート結果を統計解析手法で分析した上で、「このユーザーは70%の確率で来店する」といった来店確率を算出するモデルを構築する。このモデルを基に、キャンペーンページのような任意のコンテンツを閲覧すると来店確率がどれだけ上がるかなど、コンテンツごとの影響度を導き、KPI策定やPDCA運用に向けた施策につなげる。
アンケートから伺える心理情報も閲覧情報に付加することで、閲覧行動と態度変容との関係性も把握できるという。
来店数数のほかにも「ブランド好意度」や「オンラインでの購入・申し込み数」へのウェブサイト貢献度を算出することも可能。
<人事>
動画制作クラウドソーシング「Viibar」の特別顧問に佐藤尚之氏
登録したクリエイターのポートフォリオ(制作実績)を元に、クライアントが制作担当を選定する「ポートフォリオコンペ」の画面イメージ。
動画制作に特化したクラウドソーシングサービス「Viibar(ビーバー)」の特別顧問に、コミュニケーションディレクターの佐藤尚之氏が7月1日付で就任した。広告に限らない、インターネットでのコミュニケーションにおける動画の新たな活用方法、可能性についてのアドバイザリーを務める。
「Viibar」はクリエイター登録制で、インターネットを介して動画制作を発注できるプラットフォーム。クリエイターは、企画コンペに参加したり、ポートフォリオ(過去の制作実績)によるコンペに参加することで、制作を受注する。
これまでにヤフーや楽天、三井住友銀行などが発注している。