「このイベントは行きたい」と思うイベント告知ツールには、行く前から「おもしろそう!」と思わせる仕掛けがある。参加を“ひと押し”する効果的なキャッチフレーズはどうしたら作れるのだろう。
プロが必ず考えるコピーを書く前三つのポイント
いきなりイベントの集客を任されたあなた。早速集客しなきゃ!とは言っても、どうしたらいいのか分からない…。そんな時も慌てることはありません。「このイベント、絶対行きたい!」と思わされた経験が一度や二度はあるはず。ではそのイベントのどんなところに惹かれ、参加する気になりましたか?ヒントはこういった質問にあるのです。
ところで、スポーツにも準備体操が必要なように、効果のあるキャッチフレーズを書くにも、頭の準備体操が必要です。机の前に座って、いきなり頭をひねっても出てくるものではありません。では、ウォーミングアップがてら三つのポイントについて考えてみましょう!
(1)キャッチフレーズって、何だ?
キャッチフレーズは、突飛なことを言うのでもなければ、芸術的な表現をすることでもありません。一番大切なのは、あなたが「何を言いたいか」ではなく、「相手が何を知りたいか」に答えているかどうかです。深呼吸をするように、心の中でいつも繰り返しましょう。
(2)コンセプトを理解する
イベントの告知広告を作る、という与えられた仕事だけではなく、自分なりに「会社がどんな目的でこのイベントを成功させようとしているのか?」を考え直してみましょう。イベントの目的、狙い、アピールポイント、まずはこれらを考え、分からなければ上司に聞いてみましょう。
(3)ターゲット層を把握する
そもそも、このイベントが誰のためのものなのかはきちんと整理して頭に叩き込んでおきましょう。どんな人に来て欲しいのか、その人たちがどんなライフスタイルを好み、今どんなことが気になっているのか、これらに答えられなければ、効果の出るキャッチフレーズは書けません。

©Makeovers & Hiroyasu Kanou.
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