高層タワーの中に突如現れたキャンプ場…。六本木でアウトドアというギャップが注目を集めたコールマンジャパンのイベント「アウトドアリゾートパーク」。盛況だった裏には、開催前から当日までのさまざまな施策があった。
帽子や頭、おしりに付けて鈴を鳴らすダンシングテイルや、バルーンアニマルは、子どものみならず、若い女性にも好評。効果的な集客ツールともなった。
集客期間を三つのフェーズに分類
5月24日、25日に六本木・東京ミッドタウンで「アウトドアリゾートパーク」が開催された。アウトドアブランド「コールマン」主催のもと実施されたこのイベントは、今年で2回目の開催。芝生広場には数多くのテントが立ち並び、最新アウトドアグッズの使い方を学べたり、カヤック体験など家族で楽しめるワークショップや、音楽ライブが行われ、2日間で約1万8000人が来場した。
同社は、キャンプ場でのイベントを年間通して行っているが、集まる人の多くは元々キャンプへの意欲が高い人たち。今回のイベントは、キャンプに馴染みのない人たちに、楽しさを知ってもらうことを目的に企画された。
昨年行われた1回目のイベントでは、フライヤーの作成など最低限の告知しか行わなかったが、人気の展示会が隣接していたこともあり参加者は予想を上回る1万6000人となった。一方2年目となる今年は、そうした追い風なしに昨年の人数を上回る目標があった。そこで、“イベント事前告知期間(3月末)”、“多くの人がアウトドアを意識するGW期間”、“イベント当日”の三つのフェーズに分け、積極的に集客施策を展開した。
ちょっと行ってみようと思わせる
集客策を練る上で意識したのは ...