
CASE 01
グローバル人材育成につながる海外留学サポート
海外でビジネスを展開する会員が増えてきたことから、子どもや孫の海外留学に関する情報、サービスについては関心が高い。冊子には、サマースクールなどについての情報を掲載。マレーシアに開校した英国の「マルボロ・カレッジ」の説明会を開催したところ、約100人が参加した。
金額面ではなく特別な体験であるかを重視
当社サービスの主な利用者である、金融資産を3億円以上持つような知識富裕層に多いのは、中小企業のオーナーや病院を経営しているなど、時間もお金にも余裕がある人。「生涯現役でいたい」という気持ちでいる人だ。ライフスタイルはさまざまだが、やはり自身の趣味のことについてはとことんこだわっていると感じる。そして“人生をいかに豊かに楽しむか”ということに対しての興味関心が非常に高いといえる。
しかも、知識富裕層と言われる人たちは、ビジネスと切り離して単なる趣味として楽しむよりも、趣味が自身のビジネスに関係していることも多いのが特徴ではないだろうか。
よく、富裕層のマインドなどが変化しているか、ということを聞かれるが、知識富裕層は経済観念が非常にしっかりしていて、価値観のブレがあまりない。例えばお金を使うと言っても、無駄なことには使わないし、お金以上に時間を無駄にすることを非常に嫌う。ある意味とてもコンサバティブと言える。彼らは、ビジネスで収益を上げることに対して非常に秀でているだけに、自身のお金の使い方についても、浪費ではなく、人生の豊かさを享受できるかどうかということが価値観の中心にあるのだ。
だから、自身の関心事項については、常に最高のものを求める傾向にある。例えば飲食についても、1回の食事をとても大切にしていて、おいしいところ、良い店で食べたいことはもちろん、寿司ならばその店の大将に直接握ってもらいたいと思っていたりする。とにかく特別な体験、最高なものを経験して、自身の「知的好奇心」を満たしたいという欲求が強い。そういうところを刺激するのが、富裕層に対するアプローチとしては有効だと思う。
海外留学、健康についての関心が高まる
先ほど、知識富裕層の特徴は大きく変化していないと言ったが、我々のサービスメニューの中に「教育」や「健康」に関する内容のものが増えてきていることなどは変化と言えるかもしれない。
「教育」というのは子どもや孫の海外留学についての情報の ...