家庭のサイフを握り、日々の買い物の主役である、主婦。プロモーションの主要人物で、プレミアム・ノベルティを通じブランドのファンになってほしい人たちだ。では、どうすれば、主婦と商品の距離をグッと縮められるだろうか。『Mart』大給近憲編集長が語る。
フランスの高級鍋「ル・クルーゼ」や、香り付き柔軟剤の「ダウニー」「食べるラー油」「ホームベーカリー」など、主婦が起点となったブームは枚挙にいとまがありません。元々買い物のキーパーソンですが、近年企業にとって、主婦の重要度がますます高まっていると思います。
ただ、ブームを追いかけていても、彼女たちの興味関心が次に向かう先を見出すのは難しいものです。データからも実態は読みときづらい。例えば、世帯年収にかかわらず、2万円を超える鍋を買ったり、同じようにカワイイ雑貨があれば100円ショップにも赴く。彼女たちの動きは、理屈を超えることが多々あります。
では、その行動の源はどこにあるのか ...
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