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アメリカ現地レポート 顧客・市場へのアプローチ戦略

米国の「ホームパーティ」は共感マーケ最前線

文:橋爪 栄子

常に最先端のプロモーションが行われ、世界から注目されているアメリカ。そこでいまヒットしている・話題になっている商品や店舗は、どんなプロモーション戦略の基で行われ、どんな工夫がなされているのか。消費者に受け入れられている理由を、現地から毎月レポートする。

ハウスパーティ社の新アプリ「HOUSE PARTY APP」。同社のサービス「House Party」と「Chatter Box」にスマートフォンから参加できる。iPhone版が配信中で、Android版も配信予定。日本のアカウントからはダウンロードできない。

「みんなの意見」は案外正しく、ましてや顧客の声は無視できない

今回はリアルとオンラインの2方向から共感マーケティングの場を生み出し、新しいスタイルのプロモーション手法を確立した米国ハウスパーティ社を取り上げたいと思う。

ニューヨーク州郊外の町アービントンに本社を構える同社は、ネットリサーチで知られる米ジュピター・コミュニケーションズ共同創業者のジーン・デローズ氏によって2005年に設立された。

ハウスパーティ社は、ソーシャルメディアが話題になり始める以前に、オフライン【リアルな生活の中】で生まれる顧客の意見を、オンライン【ネットや携帯メッセージ】でつながる顧客たちの間で共有させることで、効果的な共感マーケティングを実現させた手法によって、サービスの発表直後から話題となった。

そして、P&G、ユニリーバ、クラフト、ディズニー、FOX、マイクロソフト、フォードなど、多種多様な企業から幅広く評価された。

本稿では、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発したダイエットピル「alli(アライ)」のプロモーションを事例としてハウスパーティ社の販促手法を紹介する。

グラクソ・スミスクラインのダイエット薬「alli」。脂肪の吸収を抑える薬で処方せんなしで購入できる手軽さでヒットしたが、1日の脂肪摂取量を計算するなど、効果的な使用法がある。ハウスパーティを活用して、商品理解を促進させた。

親族や友人が集うホームパーティがリアルな共感マーケティングの場に

GSKが開発した「alli」は、米食品医薬品局(FDA)が初めて認可した医師からの処方せんがなくても薬局で購入できるダイエット薬。摂取した脂肪分の25%を ...

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