O2O手法として依然、多くの企業に活用されているのが、スマホアプリなどによるプッシュ型の情報配信だ。2013年4月に編集部が実施した消費者調査では、そうしたO2Oアプリを利用している人は19.2%にとどまったが、今年の調査では35.6%にまで増加。今後のさらなる利用拡大も期待できる結果となった。こうした状況下で、どのような情報配信の方法なら来店・購買の後押しになるのか?調査結果から見えてきた消費者の実態をもとに、そのポイントを探った。
ポイント1 アプリの認知獲得も重要
存在に気付かない人が17.7%
特典や情報が受け取れるアプリを利用していない理由として、約3割が「インストール、起動が面倒だから」と回答。インストール時に個人情報の入力などを求めるアプリも多いが、ユーザーに与える手間とメリットのバランスを見極める必要がある。また、今年の調査では「そういったアプリがあることを知らなかったから」「ショッピングの情報をオンラインでは探していないから」という選択肢を追加したところ、「知らなかったから」と回答した人が17.7%に上り、アプリの存在を知らせる必要性も明らかになった。
あと72%