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実例!シニアを捉えるプロモーション

シニアビジネスは「タイムマシン経営」でグローバル展開

村田裕之(村田アソシエイツ代表/東北大学特任教授)

「人口動態のシニアシフト」に合わせて、近年ようやく取組みが増えてきた「企業活動のシニアシフト」。本連載では、企業がシニア市場で事業展開する場合の市場の捉え方の勘所と、シニアシフトの取り組みが遅れている業界ごとに、新たな差異化のための視点を提供してきた。最終回となった今回は、本連載の総括と今後の展望を述べたい。

連載でも取り上げてきたが、「企業活動のシニアシフト」が遅れている業界には次の共通点が見られる。

⑴大量生産・大量流通輸送・大量販売で成長してきた
⑵シニアを顧客として意識する必要性がなかった
⑶ハード志向が強く、ソフトで差異化する志向が弱い
⑷顧客対応に手間のかかる売り方が苦手
⑸上記のような従来の業界慣習をなかなか変えられない

結局、高度成長期にマス・プロダクション、マス・マーケティングで成長してきた業界ほど、「企業活動のシニアシフト」が遅れていることが分かる。ということは、これらの業界が遅れを取り戻すには、次の通り上記とは逆を行く必要がある。

⑴少量生産・少量流通輸送・少量販売での成長を目指す
⑵シニアを主要顧客として意識する
⑶ハードよりも、ソフトでの差異化を志向する
⑷顧客対応に手間をかける労を惜しまない
⑸従来の業界慣習にとらわれない以下に、今後「企業活動のシニアシフト」で成長が見込まれる分野の例を取り上げる。

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