タブレット端末の活用(たぶれっとたんまつのかつよう)
キーボードがなく、全面が液晶画面であり指をあてて操作する。スマートフォンよりも画面サイズが大きく、入力などが容易にできる。映画、動画、電子書籍などコンテンツを手軽に楽しむことができる。店頭に設置するといった活用だけでなく、各種資料を簡単に持ち運べる営業ツールとして企業で一括採用するケースも増えている。
<文>佐野正弘 モバイルライター
営業・販促の場面での活用が広がる
近年、スマートフォンとともに人気が高まっているタブレット型デバイス。スマートフォンと比べると普及が遅いようにも見えるが、それでも年々急速なペースで普及しているのは確かだ。実際、MM総研が2013年11月に公表した資料によると、13年度のタブレット出荷台数は前年度比33.8%増の760万台、さらに16年には1020万台に達すると予測されている。
またタブレットは画面の大きさが生かしやすいことから、個人向けよりも法人向けの市場開拓が進んでいる。導入当初は主に、店頭で料金やメニューを提示したり、広告用のディスプレイとして利用したりするなど、単に“見せる”ための用途として活用されていた。だが現在では、その活用範囲も大きく広がっている。
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