販売促進の専門メディア

           

活用進む!ソーシャル・電子ギフト&ポイント

「Tポイント」で挑むユーザーのロイヤル化戦略

カルチュア・コンビニエンス・クラブ

販促やキャンペーンなどにおけるポイントサービスの活用は、今ではすっかり定着した。かつては購入店舗への再来店を促す目的が強いツールだったが、最近は異なる企業同士が同じポイントを活用する共通ポイントサービスの勢いが増している。ここでは共通ポイントサービスのトップ3と言える「Tポイント」「楽天」「Ponta」の最新動向と、これからの展開をレポートする。

086_02.jpg

TSUTAYAランクアップサービス
1日から月末までの全国のTSUTAYA店舗の利用日数に応じて翌月のポイント還元率が変わる、TSUTAYAランクアップサービス」。

ユーザーをロイヤル化
企業のポイント活用も多様化

今年で10年目を迎えたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC)の「Tポイント」。今年10月末時点での会員数は4736万人に達した。国内20代人口の7割が会員となっていて、30代でも6割を超えている。40代が約5割、50代が4割強、60代でも4人に1人が会員である計算だ。

会員のカウントは名寄せ作業を行い、複数のカードを持つ同一ユーザーを1人としてカウント。さらに、過去1年間において利用のないユーザーは除き、アクティブなユーザーのみをカウントしている。

参加企業数は110社、店舗数は6万3469店だ(今年10月末時点、Tポイントとヤフーポイントは統合したが、上記数字にネットでの店舗数は含まず)。

利用頻度の高い顧客を
ロイヤル化

今年10月、新たに「TSUTAYAランクアップサービス」がスタートした。従来の100円で1ポイントの還元率を見直し、前月におけるTSUTAYAでの利用頻度に応じてポイントが多く貯まるようにしたものだ。

具体的には、前月1カ月間の利用日数が5日以上で「ゴールドランク」、3~4日で「シルバーランク」、1~2日は「ブロンズランク」とし、「ゴールドランク」ではポイントが通常の3倍(利用料金200円あたり3ポイント)、「シルバーランク」では2倍(利用料金200円あたり2ポイント)、「ブロンズランク」では利用料金200円あたり1ポイントが貯まる。

あと56%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

活用進む!ソーシャル・電子ギフト&ポイント の記事一覧

ミサワホーム、ウェブから展示場へのO2O施策として電子ギフトを活用
電子ギフト活用事例-ゲーム感覚のラリー企画でモデルハウス見学を促す
大丸松坂屋のソーシャルギフト「okurune」、クスッと笑える商品が人気
「Pontaカード」ユーザー5846万人の動向分析、新商品開発にも活用
リアル店舗との連携を推し進める「楽天経済圏」構想
ギフト市場の今後-シニアにおけるリアルギフトの人気動向を探る
「Tポイント」で挑むユーザーのロイヤル化戦略(この記事です)
消費者に支持されるポイントサービス「3つの条件」
海外のECサイトに学ぶ!電子ギフト、ソーシャルギフトの効果的活用方法

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する