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2014年に効果的な販促・集客策

大手流通のECサービス拡充で競争はさらに熾烈に!通販業界、2014年のポイント

アサツー ディ・ケイ ダイレクトビジネス本部 本部長補佐 勝田 衛

通販・EC、直営リアル店の各種データの統合

売上高5兆4100億円(2012年度・日本通信販売協会調べ)と伸びを見せる通販市場でも、オンライン領域が事業活動の中心になってきている。新たな事業展開を考える場合は、ECやウェブプロモーションを基点に、オフライン系施策を補完する考え方をとることが多くなった。さらに従来の通販のメイン顧客層である中高年にもスマートフォンを通じての購買が増えつつある。

リアル店舗を持つ通販事業会社では、O2Oの取り組みも見られるようになり、オンラインからオフラインへの送客施策だけでなく、オフラインからオンラインへと誘導し、会員化やCRMを促進するO2O2Oも課題になっている。さらに、さまざまな販売チャネルで買い物をする消費者の動きを正確に把握したいというニーズも高まってきた。集客・販促面にとどまらず、オンラインとオフラインの各種データ(顧客データ、プロモーションデータ、受注データ、市場環境データ、生活行動データなど)を統合して流通チャネル、コミュニケーション・プロモーションチャネル全体の動向を把握する。そしてそれぞれの顧客に最適な施策設計をし、マーケティングROIが高まるようPDCAサイクルを回していくことが求められている。

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