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AKB48の読書感想文公開、「ナツイチ」サイトPVは148倍に

集英社文庫 夏のキャンペーン「ナツイチ」

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AKB48の各メンバーが、自身の課題図書となる本を持ったポスター。課題図書は一人一冊割り当てられ、感想文をサイト上で公開した。特製のブックカバーのプレゼントも告知した。

集英社は、6月26日から集英社文庫の夏のキャンペーン「ナツイチ」を展開。今年は、イメージキャラクターにAKB48を起用し、AKB48メンバーが、ナツイチ作品を読んで読者感想文を書くという企画を実施している。85作品の感想文を、ナツイチ特設サイトにて7回に分けて週替わりで発表。例えばメンバーの大島優子さんは、映画化が予定されている作品『共喰い』を、指原莉乃さんは『白夜行』の感想文を担当した。特設サイト上では、AKB48が読んだ作品をメンバー別に検索できる仕組みにし、作品への興味喚起につなげている。

「ナツイチは夏の定番キャンペーン。昨年の展開や、他社の文庫キャンペーンとの差異化を図ることが課題でした。またナツイチの主な購入層である20~40代女性以外に、新たな読者層を開拓することも急務であり、こうした課題を解消することを目的に、トップアイドルグループであるAKB48を起用しました」と同社宣伝部の菅井佑允氏は話す。

キャンペーンの話題を高めるため、交通広告を展開したほか、第1回目の読書感想文発表日となる7月13日には、「特報AKB48重大発表 ナツイチで読書感想文書きます!!」と題した日刊スポーツの別刷りタイアップ広告を秋葉原、新宿、池袋、渋谷で配布。またメンバーによる直筆の読書感想文は、お台場で9月1日まで開催のイベント「お台場合衆国2013」の特設ブースで掲示している。7月1日発売の雑誌『週刊プレイボーイ』ではAKB48×ナツイチ特集を掲載した。

「AKB48が読書感想文を書く」というニュースは、ウェブメディアやSNSでも話題となり、ヤフートピックスでも掲載。 キャンペーン初日である6月26日の、ナツイチ特設サイトアクセス数は、前日比で148倍、ユニークユーザー数は220倍となった。

ナツイチは、全国約6000書店で展開されており、課題図書となる文庫本には、メンバーの顔写真付きの帯をそれぞれ巻き付けて販売。また文庫の購入者には、濡れても使える特製ブックカバーをプレゼントしている。

実施期間▶2013年6月26日~9月30日

実施場所▶全国参加書店約6000店

ターゲット▶20代~40代の女性文庫読者および20~40代のAKB48ファン

目的▶ナツイチの認知率アップと文庫の増売

告知メディア▶新聞広告、車内メディア、OOH、ウェブサイト

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