バスシェルターの看板に自分の姿が!?
「Adobe」が仕掛けた"Adobe Creative Day"のプロモーションです。舞台はとあるバスシェルター。何も知らずにバスを待っている人がターゲット。バスを待ちながら、ふとバスシェルターの看板広告を見ると、なんと広告に自分の姿が! リアルタイムで変化していく広告と変顔する自分。仕組みはとってもシンプルで、仕掛人のフォトグラファーとフォトショップアーティストがバスシェルター近くにバンを止め、バスシェルターに来た人の写真を撮影しそれをフォトショップでレタッチするというもの。広告部分にはあらかじめバンのモニターと連動したスクリーンを設置しているので、なにも知らないターゲットはリアルタイムに変化していく広告にビックリ!シンプルで分かりやすく、何より楽しめるアイデアです。
誕生日席にはスペシャルな仕掛けが!
ステーキハウス「Outback」が仕掛けたステキな誕生日の演出です。住んでいる場所が遠いなど、何かしらの都合で友人の誕生日パーティーに出席できなかった事ってありますよね。そんな問題を解決してくれちゃうスペシャルな椅子を作っちゃいました! 仕組みは至ってシンプル。まずこの椅子の置いてある店で誕生日パーティーを開催し、主役に椅子に座ってもらいます。そして席の前においてある端末から主役と出席者が自身のフェイスブックアカウントへログイン。椅子に座った事をフェイスブック上で友だちに知らせます。それを知った友だちは次々にその主役へプレゼントやお祝いの言葉、また歌などを友人のウォールにポスト(投稿)していきます。するとその内容を"椅子が"主役にプレゼントしてくれるのです! 音楽が流れたり、また椅子に付いている手が主役をハグしたりします。さらに、サプライズの瞬間を撮影でき、その写真をフェイスブックにそのまま投稿できます。離れている人もその場にいる人も、ともに楽しめるアイデア。いいね!
窓からメッセージが聞こえる?
テレビ番組などの配給を行う「Sky」が同社のコンテンツサイトのアピールで行った、骨伝導を利用した斬新なプロモーション。舞台は帰宅時間帯の電車。疲れていたり、眠たかったりと、窓に頭をもたれている人たち。その人たちに突如「退屈してる? そうならSky Goにアクセスしてみて」と聞こえてくるのです。これは窓に超音波を発信する特殊な機械を設置して骨伝導を使用。そのため、寄りかかっている人たちだけに伝わります。突然声が聞こえてきた人たちは、自分にだけ聞こえるその声にビックリな様子でした。こんな手法もあるのか!と驚かされたアイデアです。
イタリアなのに電車を降りたらそこは東京駅?
イタリアの通信会社「Fastweb」が仕掛けたユニークなプロモーション。同社のブロードバンドの通信速度がイタリア1位であることを多くの人に知ってもらうのが今回の目的。そこで同社はMoscova駅を東京駅に変身させて、同社の通信速度は"イタリアから日本まで一瞬で着いてしまうくらい早いよ!"という事を表現。駅のホームで電車を待っているのは、舞妓さんや、女子高生、ギャルなど。駅の看板なども全て日本語表記になっています。さらに売店も日本のものになっており、駅名も「東京」となっています。なにも知らずに駅に降りたった人たちはびっくりした様子。看板にQRコードが表示してあり、それを読み込むと今回のネタばらしになるというオチ。すみからすみまで日本を演出していて、とっても凝った面白いプロモーションでした。
- 食材とレシピが出てくる、マヨネーズメーカーのスロットマシーン