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「油で揚げないフライヤー」で新カテゴリー創出、販売目標は4倍に上方修正

フィリップス エレクトロニクス ジャパン「ノンフライヤー」

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2013年4月発売。20代後半~50代の主婦がターゲット。世界中で発売されているが、中でも日本での売れ行きが最も伸びているという。

日本の調理家電市場では後発のフィリップスが、油を使わずに揚げ物をおいしく作れる調理器を発売。食材を入れるだけで簡単に調理できる手軽さと、健康志向が強い一方で揚げ物好きという日本人のニーズがマッチし、発売前から問い合わせが殺到するヒット商品に。「油で揚げないフライヤー」という新たなカテゴリーの創出に、流通からも期待が寄せられている。

今回の仕掛け人は、コンシューマーライフスタイル事業部トレードマーケティング部長の宇野雄一氏と、同事業部マーケティング アシスタントマネージャーの増田智美氏。説明が必要な商品だけに、店頭では商品の特徴を分かりやすく表現する什器の設置を前提とした、エンド展開を推進。食品メーカーとのコラボレーションによる商品デモをスーパーの食品売り場で実施するなど、家電量販店に足を運ばない人へのアプローチにも積極的に取り組んでいる。

揚げ物調理器の常識を覆す画期的な商品

──世界各国で発売されていた「フィリップス ノンフライヤー」を日本市場に導入するに至った背景についてお聞かせください。

増田 フィリップスのノンフライヤーは、本体内に高速の熱風を循環させることで、油を一切使わずにおいしい揚げ物を作ることができる調理器です。揚げ物を食べたいけれども、脂肪やカロリーが気になるというジレンマを解決します。2010年、世界に先駆けてヨーロッパでテスト販売が開始され、11年にはアジアでも発売されました。一方で、日本の市場を調べてみると、65%の人が週2回以上揚げ物を食べるほど、揚げ物は人気メニューです。健康意識の高い日本の消費者のニーズにも応えられる商品として、日本でも発売を開始しました。

宇野 フィリップスは、グローバルでは総合電機メーカーとして発展してきましたが、日本では電気シェーバーと電動歯ブラシ、音響の三つの分野のイメージが強い。フィリップスの日本法人が発展していくためにも、家事家電の分野に参入したいと機会を狙っていたところ、この革新的な調理器が登場したというわけです。日本市場では数年前から海外の家電が受け入れられるようになり、また、家電量販店も白物家電に力を入れ始めています。そういう背景があり、満を持しての発売でした。

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