メガネ業界は景気の影響などもあり、ここ10年ほどで全体的に落ちみが続いている。しかし、そうした中でも際立って成長しているのが、SPA(製造小売)方式の導入により高品質・低価格を実現させ、業界の常識を突き破っているジェイアイエヌだ。同社はパソコンメガネのパイオニアとして、「JINS PC」を1年半で200万本以上を販売。メガネの歴史を変えるリーディングカンパニーを目指している。今回はその成長事業の展開の後半をレポートする。
第1回の記事はこちら。
第2回 「かければ、わかる。JINS PC」のフレーズで試用を促進
ジェイアイエヌ/マーケティングコミュニケーション室
「ブルーライト」をカットするメガネ「JINS PC」の普及において、ブルーライトという言葉とそれを軽減することの意味を世の中に普及させることから始める。プロモーションは三段階に分けて展開。類似品が増える中でも「高い機能性と品質」が評価されている。
福利厚生の観点で法人が導入を図る
既成概念に捉われることなくメガネの常識を打ち破りながら、新たな価値を持った商品を開発し続けているジェイアイエヌ。同社は、パソコンメガネにおいて市場を拡大させながら1年半で200 万本のヒットを飛ばすなど、トップを走り続けている。
同社のパソコンメガネ「JINS PC」においては「ITコア層」「ITマス層」「マス層」という三段階でプロモーションを展開。第一段階の「ITコア層」とは、プログラマーやシステム構築などを行うような、ITと深くかかわって仕事をしている人のこと。前回紹介した通り、仕事柄、目の疲れを実感していることもあり、この層から「JINS PC っていいよ」という情報が広がり、発売半年で数万本の販売実績が出た。続いて「ITマス層」へのアプローチについて説明していく。