本は言葉を乗せる舟 装丁を通じ、作家のメッセージを伝える
電子書籍が浸透するなどデジタル全盛の時代だが、"愛読書"という言葉があるように、形あるからこそ、紙の書籍には価値を感じる人が多い。ブックデザイナーとして小説家や編集者からの指名が多い名久井直子さんに、モノづくりの現場と、その楽しさ、広告への関心について聞いた。
電子書籍が浸透するなどデジタル全盛の時代だが、"愛読書"という言葉があるように、形あるからこそ、紙の書籍には価値を感じる人が多い。ブックデザイナーとして小説家や編集者からの指名が多い名久井直子さんに、モノづくりの現場と、その楽しさ、広告への関心について聞いた。
『同じ噺(はなし)も演者が違えば、味付けが変わる』。これは若手屈指の実力派として会場を沸かせる人気噺家・春風亭一之輔さん(39歳)を体現する言葉だ。江戸時代から語り継がれた古典落語を明快なテンポと場の空気を読み、自分の解釈を加えてわかりやすく話す芸風が人気を集める。春風亭一之輔さんの落語への向き合い方、広告への考えを聞いた。
神様の使いとされる神獣の自由闊達な姿ほか、「生死観」をテーマにした独特の画風で脚光を浴びる気鋭の現代アーティスト・小松美羽さん。2014年には出雲大社に絵画「新・風土記」を奉納。その翌年には「天地の守護獣」と題した有田焼の狛犬たちが大英博物館で所蔵展示されるなど、希有な才能が開花する。小松さんの創作活動、さらにその作品に込めたコミュニケーションに対する考えとは。
自身の作品制作だけでなく、迫力あるライブパフォーマンスや異ジャンルとのコラボ。医療チャリティーに、障害者支援でのワークショップなど「書」を通じてさまざまな可能性を探究し続ける書家・川尾朋子さん。その活動は多岐にわたり、現代のデジタル社会で失われつつある手書き文字の価値を思い起こさせてくれる。
世界的メイクアップアーティストとして、ニューヨークを拠点に「VOGUE」をはじめとした一流ファッション誌の表紙や有名ブランドの広告を手掛けてきたRUMIKOさん。1997年には自身の名前を冠したコスメブランド「RMK」を発表した。クリエイティブディレクターとして15年もの間ブランドをけん引し、2013年に契約が終了。現在も幅広く活動を続けている。彼女の語る広告・ブランドとは。
2016年5月、当時19歳で世界最高峰のエベレストに登頂し、日本人最年少登頂記録を塗り替えた南谷真鈴さん。同年7月には北米大陸最高峰のデナリに登頂し、日本最年少の「セブンサミッター」(世界7大陸最高峰制覇者)となった。スポンサーを自ら獲得し、強い信念を持って目標を成し遂げた南谷さんの偉業の道程と、さまざまな想いを聞いた。
2016年10月11日に、火曜夜10時の連ドラとしてTBS系でスタートした『逃げるは恥だが役に立つ』は、初回視聴率10.2%と同枠の連ドラで初の二桁発進を達成。以降も、視聴率は下がることなく上昇し続け、最終回の平均視聴率は20.8%と、同枠史上最高を記録した。「逃げ恥」の愛称で社会現象ともなった同ドラマのプロデューサーに、ドラマのコンテンツ制作とプロモーションのポイント、そしてテレビドラマというエンターテインメントに対する想いを聞いた。
29歳という若さで、メディアアーティスト、実業家、博士であり大学助教も務める落合陽一さん。薄いシャボン膜をスクリーンとする「コロイドディスプレイ」や、音響浮揚「ピクシーダスト」といった超音波やレーザーなど音と光を駆使して「アナログ×デジタル」を融合した作品を次々と生み出す彼は、しばしば「現代の魔法使い」と呼ばれる。そんな落合さんが現在の広告に対して思うこととは。
テレビドラマ「華麗なる一族」「HERO」「半沢直樹」「下町ロケット」、NHK大河ドラマ「真田丸」、これらヒットドラマの作編曲を手掛けたのが作曲家の服部隆之さんだ。そのほか映画、アニメ、ミュージカル、ゲーム音楽、CM音楽、編曲、アーティストへの楽曲提供まで幅広く活躍する、今旬で成熟した音楽家の一人である。
マンガ家・イラストレーターの江口寿史さんは、1977年に『週刊少年ジャンプ』でデビュー。その後、ヒットメーカーとして日本のギャグマンガを革新させてきた。また、活躍の場をイラストレーションに広げ、独自の画風によって、広告、雑誌・小説の装丁、CDジャケット、キャラクターデザインなど多彩な分野で今に至るまで「江口ワールド」を広げている。