海外スタートアップに見るユーザーエクスペリエンスの市場価値
近年活況を見せているスタートアップ市場。プレイヤーが増える中、プロダクトを通じてユーザーに楽しく・わくわくするような体験を提供することが差別化の鍵になっていると、海外スタートアップ動向に詳しい西村真里子さんは指摘します。
プロダクトやサービスをスペックや性能だけで選ぶ時代は終焉を迎え、「利用することで何を得られるか」「どんな良い影響があるか」、つまりそれを通じて得られる“経験”が、価値判断の最も重要な基準となりつつあります。とは言え、従来型の「ものづくり」を続けていて、「良いものをつくっているのに、売れない」と悩む企業もまだまだ少なくありません。
なぜ「ユーザーエクスペリエンス」(優れた顧客体験の提供)が重要なのか。それを踏まえたプロダクト・サービス開発は、どうすれば実現できるのか。いま、あらためて見つめ直します。
近年活況を見せているスタートアップ市場。プレイヤーが増える中、プロダクトを通じてユーザーに楽しく・わくわくするような体験を提供することが差別化の鍵になっていると、海外スタートアップ動向に詳しい西村真里子さんは指摘します。
「良いものをつくっているのに、売れない」と悩むメーカーは、まだまだ少なくありません。世の中では「UXが重要」と合い言葉のように繰り返されるものの、それが自社にどんなメリットをもたらすのか、いま一つ理解できない方も実は多いのではないでしょうか。製造業にとって、なぜUXが重要なのか。多くの企業とUX視点の製品開発に取り組む山崎和彦教授が解説します。