「炎上しない広告」をつくるにはDEI視点のアップデートが不可欠
広告やキャンペーンにおける“炎上”事例や、企業の発信を起点に、SNS上で人々の分断が生じる事例が後を絶たない。誰もが発言でき、情報の拡散も容易な昨今のメディア環境の中で、企業はどのようなコミュニケーションを取るべきなのか。現在、ソーシャル・チェンジ・プロデューサーという肩書で、社会をより良い方向に変えていくためのプロデュースを行っている趙正美氏に話を聞いた。
おかげさまで、月刊『宣伝会議』は今号をもって通巻1000号を迎えました。毎月、毎号、変化を続けるマーケティングの今を広告界の皆様の多大なるご協力のもと、読者の皆様にお届けすることができました。マーケティングがカバーする領域は拡大を続け、短期的な売上拡大のための戦略・戦術のみならず、企業が継続していくために必要なステークホルダーとの関係性づくりにまで、その役割が拡張されるようになってきました。通巻1000号では、広告界を代表する実務家、識者の方々に、現時点のマーケティングやマーケティング・コミュニケーション、そして広告をどのように定義しているのか。マーケティングの現在地、その考えを聞きました。
広告やキャンペーンにおける“炎上”事例や、企業の発信を起点に、SNS上で人々の分断が生じる事例が後を絶たない。誰もが発言でき、情報の拡散も容易な昨今のメディア環境の中で、企業はどのようなコミュニケーションを取るべきなのか。現在、ソーシャル・チェンジ・プロデューサーという肩書で、社会をより良い方向に変えていくためのプロデュースを行っている趙正美氏に話を聞いた。
コロナ禍を経て対面営業が制限され、営業や集客の場がオンラインへと移行する中、BtoB企業におけるマーケティング活動の強化が進んでいる。日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構(DMI)は2024年10月29日、主にBtoBに携わる企業のマーケティング活動において製品やサービスを市場に投入する際に検討するべき項目やプロセスをまとめた「GTM DMIモデル ver.1.0」を発表した。同モデルの推進に携わる中東孝夫氏が、その仕組みを解説する。
市場の成熟と価値観の多様化が進む今、従来の一方的なマーケティングコミュニケーションだけでは不十分。顧客を真に理解するためには、データ収集だけでなく、適切な解釈や顧客とのエンゲージメント強化など、総合的なアプローチが求められている。そうした中で人類学者の水上優氏は、人類学的アプローチを通じて「他者と出会う」重要性を説く。
ブロックチェーン技術は、仮想通貨の流通やトレーサビリティシステムにおいて重要な役割を果たしており、その特徴である「データの透明性」と「信頼性の向上」は、マーケティングコミュニケーション領域にも新たな可能性を広げている。この技術が進化する中で、企業が未来のビジネス環境において求められる新しいアプローチとは何か。AIやWeb3を活用した事業を展開する起業家、河野友香氏がその展望と戦略について解説する。
マーケティング学の第一人者であるフィリップ・コトラー氏が2021年に発表した「マーケティング5.0」。ビッグデータやAIなどの最新技術を使った新時代のマーケティング手法だ。これを導入し推進する企業のひとつが花王だ。2018年にAI技術の応用を担う「先端技術戦略室」を立ち上げるなど、いち早く事業のDXを進めてきた同社。マーケティング領域においても、その事例を積み重ねている。
アクセンチュアは2024年12月、社員の様々な業務を支援するAIエージェント「ピアワーカープラットフォームバディ」を2025年春から全社展開すると発表した。総合コンサルティング会社である同社は、AIとの共創をどのように実現していく方針なのだろうか。アクセンチュアソングでマーケティング領域に携わる山崎孔輔氏と久田祐通氏に話を聞いた。
2024年4月、AIに関する先端研究機関「HumanCentered AI Institute」を設立した博報堂DYホールディングス。根幹にある「生活者発想」を起点として、新たな関係を生み出すことを目指す同社は、AIをいかに活用していくのだろうか。同研究機関の代表で、グループのChief AI Officerを務める森正弥氏に話を聞いた。
dentsu Japan(国内電通グループ)では「AI For Growth」のビジョンのもと、“全従業員の「知」をもってAI技術を育て、同時にそのAIによって人間も新しい「知」に至る。その循環が変革を生む”という戦略を掲げている。電通でAIを始めとしたテクノロジーを活用したクリエイティブを設計する、並河進氏に話を聞いた。
11月28日~29日に東京・虎ノ門ヒルズで開催された「宣伝会議サミット2024冬」。講演を行ったマーケター、クリエイターの皆さんに「マーケティングの現在地」について考えを聞きました。
コピーライター/クリエイティブディレクターとして約40年、広告業界で活躍してきた谷山雅計氏。現在の「広告」について、どのように考えているのか。自身が広告制作で意識していることや、これからのコピーライターがどうあるべきかについて、話を聞いた。