編集者視点で考えるメディアの未来─グーテンベルクオーケストラ 菅付雅信氏
メディアビジネスの未来はどうなるのか?との問いに、「イノベーティヴな答えを期待するのはやめたほうがいい」と語る菅付雅信氏。多くのメディアのイノベーションが誕生時はビジネスを目的に発明されたものではないからだという。それでは「メディアの未来はどうなるのか?」。“編集者”としてメディアビジネスの域を超えて活動する、同氏が考えるメディアの行く末とは。
「ペイドメディア」だけでなく、「アーンドメディア」に「オウンドメディア」と、「トリプルメディア」すべてを活用したマーケティング・コミュニケーション活動の必要性が叫ばれるようになってから数年が経ちました。その後、生活者の情報収集接点はさらに種類も多様化し、メディアプランニングはますます難易度を増しています。従来のペイドメディアを中心としたメディア特性による分類では太刀打ちできず、生活者視点に立った適切な接点づくりを考える必要性が生まれていると言えるでしょう。それぞれのメディアの世界別に慣習やルール、専門用語もある中で、マーケティング担当者はどのような視座でメディアを選び、また活用すればよいのか。現代社会においてメディアと情報伝播の流れを俯瞰的に踏まえながら、個々のメディア別の活用法を考えていきます。
メディアビジネスの未来はどうなるのか?との問いに、「イノベーティヴな答えを期待するのはやめたほうがいい」と語る菅付雅信氏。多くのメディアのイノベーションが誕生時はビジネスを目的に発明されたものではないからだという。それでは「メディアの未来はどうなるのか?」。“編集者”としてメディアビジネスの域を超えて活動する、同氏が考えるメディアの行く末とは。
「私のコンプレックスを、私のアドバンテージにする」をコンセプトにした朝日新聞社のWebメディア「かがみよかがみ」。18歳から29歳の女性が書き手となるメディアだ。立ち上げたのは同社員で記者経験もある伊藤あかり氏。Z世代の女性たちはいま、メディアに何を期待しているのか。伊藤氏に等身大の声を聞いた。
この不確かな時代、消費者はどのようにメディアに接しているのだろうか。それに対して、企業に求められる発信のあり方とは何か。中央大学の松野良一教授に、話を聞いた。
デジタルデバイスの普及と進化で、情報を受け取る側の生活が大きく変化した。さらに進む映像技術の革新は、これからのメディア体験をどう変えるのか。NTT研究所の木下真吾氏が解説する。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック、大統領選、人種差別への抗議デモ…未曾有のニュースが社会をゆるがすなかで、主要メディアの経営状況はどのように変化したのか。ニューヨーク在住のジャーナリストである津山恵子氏が解説する。
「ネット広告費がテレビ広告費を追い抜いた」。2020年3月に発表された2019年の日本の広告費は大きな話題になった。それから1年、2020年の広告費ではネット広告費がマス4媒体費と、ほぼ並ぶまでに成長を遂げている。この統計データから宣伝担当者はどう潮流を読み解き、メディアプランニングに生かせばいいのか。
コモディティ化が進む市場のなかで、いかにメディアを活用していくかは重要な課題だ。洗剤やシャンプー、生理用品など、人々の日常生活に必要不可欠な商品を展開する花王では、宣伝担当者にどのようなスキルを求めているのか。マーケティング創発部門の立山昭洋氏に話を聞いた。
かつてテレビCMを中心にブランドコミュニケーションを行ってきたネスレ日本。2010年にデジタル変革を行った同社のメディア活用の方針について、媒体統括部の野澤英隆氏に話を聞いた。
LINE PayのCMOを経て、2020年6月から出前館・取締役COOを務める藤原彰二氏。同社において、COOという肩書を選んだ背景からは、企業におけるマーケティング部門に求められる役割の変化が見えてくる。事業成長に貢献するマーケティング機能のあり方について話を聞いた。
日本でもブランド広告主のデジタル活用が進んできたが、マスとデジタルは当然ながら、求められる知識もスキルも異なる。マスを中心としてきた宣伝部でもデジタルが抱える課題を理解していないと、大きなリスクを抱えることになりかねないが、現状はその理解を醸成する組織体制になっていないのではないか。日本アドバタイザーズ協会(JAA)・常務理事の小出誠氏にデジタル広告の諸問題解決における、広告主の組織と人材の問題について話を聞いた。