ハブ的な役割も担い始めたテレビの可能性
ライフカード「カードの切り方が人生だ」、住友生命「1UP(ワンアップ)」、三井住友カード「Thinking Man」など多くのヒットCMを生み出してきた麻生哲朗氏。最前線を走り続ける麻生氏は、デジタル時代におけるテレビの役割をどう捉えるのか。
かつて広告実務の教科書では、テレビは「認知」媒体、新聞は「理解」を促進し、「雑誌」や「ラジオ」は「絆」を深めることに秀でているといった、各マスメディアの広告メディアとしての特性解説がなされていました。
インターネット、SNSが登場したいまの環境においても、それぞれのマスメディアが持つ機能や役割は変わらないのでしょうか。インターネットがマスメディアの役割を代替するといった悲観論ではなく、インターネットが浸透したからこそ、生まれる既存メディアの新しい機能や役割があるのではないでしょうか。今号では、「新しいメディアの教科書」をテーマに、現在の環境における「主要メディアの役割」を各界の有識者が再定義。さらに広告実務の現場で、いま「メディア」というものがどのように理解され、活用されているのか、事例も交えながら解説していきます。
ライフカード「カードの切り方が人生だ」、住友生命「1UP(ワンアップ)」、三井住友カード「Thinking Man」など多くのヒットCMを生み出してきた麻生哲朗氏。最前線を走り続ける麻生氏は、デジタル時代におけるテレビの役割をどう捉えるのか。
電通デジタルは2017年4月にデータ・AIとクリエイティブの融合を目指した「アドバンストクリエーティブセンター」を立ち上げ、並河進氏が部門長に就任した。デジタルとクリエイティブに関わる並河氏が今の立場から見た、「テレビ」の役割とは。
この10年でラジオを取り巻く環境は大きく変わり、近年、登場したスマートスピーカーは“音声メディア”としてのラジオの可能性を広げる存在として注目されている。デジタル時代におけるラジオの新たな役割とは。電通・澤本嘉光氏に聞いた。
目や手はスマートフォンを見ることで忙しい現代における、最後の聖地は"耳"。そう話すのは『BRUTUS』編集長の西田善太氏。ACC賞ラジオCM部門の審査委員も務める西田氏の考える「ラジオ」の魅力や価値を聞いた。
幸楽苑「2億円事件。」や、岩手日報の「最後だとわかっていたなら」など話題を集める新聞広告のクリエイティブも多く手掛ける博報堂 河西智彦氏。同氏から見た、新聞ならびに新聞広告の持つ魅力とは。
年々、雑誌不況と呼ばれる状況が続くものの、雑誌の価値が衰えたわけではないのではないか。デジタル時代の現在、その役割として何を担っているのか。販売部数だけでは見えてこない雑誌の価値・魅力を電通 中村一喜氏に聞く。
今年2月、資生堂ジャパンは「ストレス臭」をケアする新商品「AgDEO24(エージーデオ24)」を発売した。耳慣れない「ストレス臭」というワードを発売前に“世の中ゴト”化したその裏には、一体どんな戦略、メディアプランニングがあったのだろうか。
国内No1のタクシー配車アプリ「JapanTaxi」を運営するJapanTaxiは、実施するプロモーションにもエリア別のテストマーケティングを行い、最適なプロモーション方法を模索している。JapanTaxiのプロモーション戦略を紐解いていく。
東京・神奈川に55店舗展開する「カラオケの鉄人」が今年20周年を迎え、ロゴを刷新。リブランディング施策をスタートさせた。「すべての人を主役化する」店舗づくりから「付き合いで来た人たちにも心地よい空間づくりへ」転換を目指す「カラオケの鉄人」のリブランディング戦略と、その戦略における店舗を基点とするメディア戦略について聞いた。
多様なメディアが出現してきた現代において、メディアや広告はどのように変化し、そして未来はどうなるのだろうか。発足以来、常に新しいクリエイティブを開発してきた博報堂・スダラボの須田和博氏が、21世紀の「メディア」論を語る。