コモディティ時代の処方箋 求められるのはブランドへの共感
機能だけで商品に優劣がつけづらくなっている今、消費者に魅力を感じてもらい、選ばれるには共感を得ることが不可欠だ。共感の醸成で、鍵となるのがブランドの「物語」。共感を生み出す「物語」を活用する戦略とは。
機能・品質だけでは商品・サービスの差別化が難しくなっている現代。消費者に選ばれるブランドになるためには、いかに共感を醸成できるかがカギになります。理屈を超え、人の心に働きかける。消費者の共感を得るためにはどうしたら良いのでしょうか。
ひとつのヒントが、世界的に注目される「デザイン思考」にあります。昨今、「デザイン思考」を経営やブランド戦略に取り入れる動きの機運が高まっています。本特集では、「デザイン思考」をマーケティング領域で注目される「共感」や「体験デザイン」の文脈で読み解きつつ、ブランド戦略に取り入れる方法論を、国内の先進企業の取り組みを交えながら紐解いていきます。
機能だけで商品に優劣がつけづらくなっている今、消費者に魅力を感じてもらい、選ばれるには共感を得ることが不可欠だ。共感の醸成で、鍵となるのがブランドの「物語」。共感を生み出す「物語」を活用する戦略とは。
「デザイン経営」がなぜ今、産業界に必要なのか。特許庁と経済産業省が主導となって行う「産業競争力とデザインを考える研究会」の取り組みを基に、「デザイン経営」の役割に迫る。
「デザイン思考」はどのようなプロセスにおいて活用でき、うまく活用するためにはどうしたら良いのか。思考を理解した次の段階として、どのように自社に取り入れていけるのか。「デザイン思考」を取り入れるために必要な考え方を聞く。
デジタルが発達して販路が多様化した現代。消費者の元にブランドが届くには、経営からアウトプットまで一気通貫したブランドづくりが不可欠だ。そのプロセスには、どのように「デザイン思考」が取り入れられるのだろうか。
生物進化の方法から、本質的なデザインや発想を学ぶことができると、新しい手法を構築している、デザインコンサルティングファームNOSIGNER 代表の太刀川英輔氏。同氏が生物の進化のプロセスを噛み砕いて考える"進化思考"とは。
世界的に今、広まりつつある「デザイン思考」には、具体的にどのような考え方やポイントがあり、どのような点で有効なのだろうか。企業の問題解決に、デザイナーの考え方をどのように生かせるかを分析する。
消費者の潜在的な課題を紐解き、「デザイン思考」を商品開発の観点から取り入れるには、どうしたら良いのだろうか。「無印良品」の事例を基に、その秘訣を探る。
商品機能が著しく向上した結果、コモディティ化が進んだ現在。機能の訴求だけでは消費者に自社ブランドを選んでもらうことは難しくなっている。この時代に消費者に選ばれるブランドになるためには、どうしたら良いのか。デザインシンキングから、その道筋を読み解いていく。
ヤマハというブランドを共有するヤマハとヤマハ発動機。楽器と乗り物という異色の組み合わせで、合同ブランド委員会を立ち上げ、一緒にデザインからモノづくりを行っている両社はなぜデザインにこだわり、どのようなブランディングを実現しようとしているのか。
日本における月間アクティブユーザーは7600万、主要4カ国では1億6400万を突破し、今なお拡大を続けるコミュニケーションアプリ「LINE」。幅広いユーザー層を抱える同アプリでは、UXデザインをどのように捉え、サービスに落とし込んでいるのか。開発、企画、UXデザイナーの3者が語る。