まちづくりを通して学ぶ 実務に役立つデータ分析―東京理科大学 大西浩志ゼミ
理工系総合大学である東京理科大学。そのなかで唯一の文系である経営学部は、1993年の設立以来「経営を科学する」を理念に掲げ、学生たちは文理の枠にとらわれず、数量的・実証的な視点から、企業経営にアプローチする手法を学んでいる。
理工系総合大学である東京理科大学。そのなかで唯一の文系である経営学部は、1993年の設立以来「経営を科学する」を理念に掲げ、学生たちは文理の枠にとらわれず、数量的・実証的な視点から、企業経営にアプローチする手法を学んでいる。
デザインと広告コミュニケーションを学ぶ佐藤ゼミの基本は、課題解決型学習(Project-Based Learning)。与えられたテーマに対して、数カ月から半年、プレゼンテーションをゴールに議論を重ねる。
1、2年次の授業で学んだマーケティングをリアルな場で実証することを通し、実践的な学びを得ることを目標としているという平木ゼミ。定番はキャンパス内にあるコンビニエンスストアの協力を得た店舗実験だ。
成城大学経済学部では2年次から継続してひとつのゼミに所属し、4年次には全員が卒業論文を提出する。
2013年4月、ビジネスデザイン学科設立に携わった藥袋准教授。近年、経営やビジネス学部を新設する女子大学は増えてきているが、その意義について「学問としての知識はもちろんですが、ビジネスやマーケティングの知見を通して、女性のライフステージで生じる様々な壁を乗り越えていくすべを身に着けていってほしい」と話す。
若林ゼミの活動の中心は、事例を基にした演習だ。特定の業界やブランドについて、事前にグループごとに検討してケース課題についてプレゼンし、全体でケースディスカッションを行う。
マーケティングのなかでも、「消費者行動論」について学ぶ須永ゼミ。主な行事として、マーケティングに関わる青山学院大学の久保田進彦ゼミ、上智大学の杉谷陽子ゼミとの合同ゼミを開催し、夏に中間発表会、12月に最終発表会を行う。
日本大学商学部の大きな特徴は、2年生からゼミに所属できること。エリア・マーケティングのゼミを担当する岩田教授は、指導方針として「心と頭脳を鍛えよう」を掲げている。「ハート」と「セオリー」、両輪をもって課題を解決していくことは、教授の恩師から受け継いだテーマだという。
「経営学は実学。なぜそういう現象が起こったのか、という事象の分析に加えて、それが将来どう使えるかを考えなければなりません」と語る川村教授が、ゼミ生の研究に求めるもの。それは、レポートを読んだ相手の「役に立つ」提案がされているかどうかだ。
自分の趣味の世界を、経済学の視点から見直すとどうなるのか。同志社大学の河島伸子教授が指導するゼミでは、「文化経済学」と呼ばれる領域の研究に力を入れている。