PRコンテンツづくりのコツ:「機能」「価格」の先の“ストーリー”を届ける
私は広告会社のPRパーソンとして、これまで10数年間、多数のクライアントと向き合ってきました。担当してきたのは、大企業からベンチャー企業まで、実にさまざまです。課題解決の仕方も、その都度変わってきました。
テレビCMからソーシャルメディアの投稿まで、消費者との接点が格段に増えたことで、おのずと広告・コンテンツ制作が必要とされる場面も、そのバラエティが広がっています。担当者自らに制作スキルが求められるもの、外部のパートナーのディレクション力が求められるものがありますが、本特集では双方を織り交ぜながら、特にアウトプットの完成度を高める実践的ノウハウ・考え方を解説していきます。
私は広告会社のPRパーソンとして、これまで10数年間、多数のクライアントと向き合ってきました。担当してきたのは、大企業からベンチャー企業まで、実にさまざまです。課題解決の仕方も、その都度変わってきました。
ここでは、「しらべぇ」とピーチ・ジョンWebサイトでヒットしたコンテンツを紹介。その裏側とポイントを説明してもらった。
今、人が書く文章のほとんどは、「Webで公開される」と言っていいのではないだろうか。今や、合法・違法なものを含めて多くのテレビ番組やCM映像が動画サイトにアップされ、新聞・雑誌発の情報もネットニュースの主要なコンテンツとなっている。Webで自走する情報には、かつての紙や電波にあったのとは異なる作法やコツがあるのだろうか。
制作を依頼する際、何を基準に、どういうポイントで制作会社を選んでいるのか。実際に発注を行っている企業担当者にアンケートをとり、制作会社に期待すること、理想の関係、現状の課題を聞いた。
僕は資生堂の宣伝・デザイン部に属し、クリエイティブディレクターとして広告のクリエイティブを総合的に手がけています。最近の仕事では「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ」というWeb動画を制作しました。
パナソニックにはコミュニケーション部という、宣伝・広報・Web・店頭販促部門が統合された組織があり、そこがお客さまと接するすべてのシーンのコミュニケーションをトータルに手がけています。僕はその中で、CMをはじめとするマス広告の制作を主に担当していますが、実際には制作だけでなくWebやイベント、店頭周りまで広範囲に見渡せる環境にいます。
それぞれのメディアの特性を押さえつつ、しっかりと相手の手に取ってもらえるダイレクトメディアの強みを活かした制作事例を紹介します。
広告業界全体を見渡すと、やはり時代はデジタルメディアへシフトしている感がありますが、商品の種類や広告の目的によっては、まだまだアナログメディアが有効な場合も多くあります。とくにダイレクトメール(以後DM)、チラシ、カタログなどの印刷メディアは、手元に残しておける「保存性」や、相手と一対一の感覚でメッセージを届けられる点で、レスポンスを得る媒体として根強い力を持っています。
パンフレットやポスターなどを制作する際、担当者に問われるのがディレクション力。デザインに「正解」はありませんが、基本となる原則・ルールは存在します。ここでは、デザインが成果につながった制作物の事例を紹介します。
デザインのディレクションには、大前提として絶対に押さえておかなければならないことがあります。それは、制作するものがパンフレットであれ、チラシであれ、「明確な着地点を決める」ということです。