常に求められる新商品、店頭に「ブランド拡張」があふれる理由
なぜブランド拡張によって生まれた商品が、増えているのか。また、ブランド拡張はどのように分類でき、成功のポイントはどこにあるのか。早稲田大学 社会科学総合学術院 教授の野口智雄氏に解説してもらった。
新商品を1000個投入しても、生き残るのは3商品と言われる厳しいメーカーの商品開発現場。競争環境の変化や消費者の嗜好の細分化を受けて、その状況はさらに厳しくなっている。そうした中、メーカーは消費者から認知されている既存ブランドのラインアップを拡張することで、難局を乗り切ろうとしている。現代における、ブランド拡張のメリットやデメリット、成功に導くためのポイントを探る。
なぜブランド拡張によって生まれた商品が、増えているのか。また、ブランド拡張はどのように分類でき、成功のポイントはどこにあるのか。早稲田大学 社会科学総合学術院 教授の野口智雄氏に解説してもらった。
サッポロビールの缶チューハイ「男梅サワー」は、ノーベル製菓の飴「男梅キャンデー」をブランド拡張させて生まれた商品。現在は、同社の缶チューハイの屋台骨とも言える存在にまで成長している。成功事例から、ブランド拡張のポイントを探る。
現代において、最もブランドを拡張させている存在は、AmazonやGoogleなどオンライン上のプラットフォーマーと言っても過言ではない。プラットフォーマーが巨大な力を持つ時代に、メーカー企業の商品(ブランド)はどのように対抗できるのか。ニューバランス DTC&マーケティング ディレクター 鈴木健氏が考える。
ブランド拡張は、消費者、メーカー、小売・流通業それぞれのメリットがある。一方で、デメリットもあるため、取り組む企業は注意も必要となる。千葉商科大学 人間社会学部の増田明子准教授に解説してもらう。