広告界予測2017:アウディジャパン 井上氏「人材採用・育成への投資が加速」
広告界が長年にわたり抱えてきた課題が顕在化し、社会全体で大きな問題となった2016年。2017年は、改めてその問題に向き合い、業界全体を健全化しつつ、さらなる成長を図っていくための仕組みの再構築をスタートする年と言えそうです。
広告界が長年にわたり抱えてきた課題が顕在化し、社会全体で大きな問題となった2016年。2017年は、改めてその問題に向き合い、業界全体を健全化しつつ、さらなる成長を図っていくための仕組みの再構築をスタートする年と言えそうです。
本企画には、宣伝会議が運営するニュースサイト「AdverTimes(アドタイ)」で人気連載を持つ7人のコラムニストが登場。広告主・広告会社・メディア・クリエイターと異なる立場から、2017年度の広告・マーケティング界の動向を見通し、業界に携わる一人ひとりがとるべき行動を考えます。
広告界が長年にわたり抱えてきた課題が顕在化し、社会全体で大きな問題となった2016年。2017年は、改めてその問題に向き合い、業界全体を健全化しつつ、さらなる成長を図っていくための仕組みの再構築をスタートする年と言えそうです。
2016年の出来事を踏まえて2017年の広告を考える時、最も象徴的なキーワードと言えるのは「消費者の広告への逆襲」になるのではないだろうか。2016年は、大企業の広告において、Webで展開していた動画をテレビCMとして露出した結果、視聴者の批判が高まってしまい、CM放映中止や謝罪に追い込まれるケースが散見された。
2016年は、テレビがネットの話題を追いかけてブーストさせる現象が相次いだ。典型的なのは「文春砲」のスクープが次々と話題になり、それをテレビが増幅してさらにネットが沸騰したことだ。あるいはドラマ『逃げ恥』で、ネット上で「恋ダンス」が話題になり視聴率も上がっていったことも同様だ。
2016年はリオオリンピック、2018年はロシアW杯、2017年は3月にワールドベースボールクラシックがあるものの、スポーツ関連では割と地味な谷間の年ですね。映画に関しては、2016年に『シン・ゴジラ』、『君の名は。』、『この世界の片隅に』と、ジブリ以外でも世界で戦えるような邦画作品が出てきたことは光を感じました。
ニューバランス ジャパン・鈴木健さん、スマートニュース・藤村厚夫さん、電通・並河進さん。「アドタイ」の人気コラムニストであり、広告主・メディア・広告業という異なる立場で広告界に携わる3人が一堂に会し、それぞれの専門領域について2017年度に目指すべきゴールを提案するとともに、互いに連携できる・連携すべきポイントはどこにあるのか、徹底議論しました。