企業ブランディングなぜ必要?広報に期待される役割は
企業ブランディング、と言っても、いったい何から始めたらいいのだろうか。まずは、企業ブランディングが必要な理由や企業イメージを高めるために、広報担当者に期待されている役割について考えていこう。
コロナ禍に加え、物価高による影響も出ている昨今。環境変化に伴い事業やサービス内容の変更・改善も行われています。そうした変化の中で、スーテークホルダーからの信頼を維持するには、組織の言行一致が重要になります。事業やサービスの背景にある、企業の存在意義を様々な接点で発信できているでしょうか。企業が目指す姿を社内で日常的に意識しながら行動できているでしょうか。企業ブランドを育てていくには、企業の実態や、どのようなイメージを持たれているか客観的に把握し、社内外のコミュニケーションを円滑にする、広報の役割が欠かせません。
企業ブランディング、と言っても、いったい何から始めたらいいのだろうか。まずは、企業ブランディングが必要な理由や企業イメージを高めるために、広報担当者に期待されている役割について考えていこう。
いくら会社が方針を定め、未来のブランドを示したとしても、ブランドを体現していくのは、社員。社内での認知が進んでいなければ、ブランド価値を上げていくことは難しい。本稿では、インターナル・ブランディングを進めていくステップを紹介する。
農業機械や建設機械、発電機など、日本の第一次産業を支える産業機械の製造・販売を行うヤンマーホールディングス。同社は2012年、創業100周年のタイミングでリブランディング施策を実施した。施策に関わったメンバーに、その後の手応えと今後の展開を聞いた。
2004年、いずれも100年以上の歴史がある製油会社「味の素製油」、「ホーネンコーポレーション」、「吉原製油」の3社が合併してできた「J-オイルミルズ」。2021年、コミュニケーションブランド「JOYL(ジェイオイル)」を設定し、社内外発信を一本化した。
時代変化を見据えればBtoB企業もブランディングは必須──そう言い切るのが太陽ホールディングスのCBO(最高ブランド責任者)吉野由季子氏だ。2年間をかけて同社のブランディングを手掛けた手法について話を聞いた。
新たな価格の発表は、蓄積してきたブランド資産の毀損にもつながりかねない。そんな時こそ、一貫性のある姿勢、丁寧な発信による、企業ブランドの構築が問われていく。目指す姿が正しく認識されているか、ステークホルダーとの接点を見直しておきたい。