本物のサステナビリティ経営で企業はどう変わるのか、広報の役割は?
社内に散らばる既存の取り組みを寄せ集め「サステナビリティ活動」と体裁を整えアピールするだけに留まっていないだろうか。環境や社会に配慮したビジネス構造を根本から見直し、サステナビリティを利益につながる事業の本丸とするために、広報ができることとは。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)に対するステークホルダーの関心が高まっています。こうした変化を受け、企業は環境・社会問題の解決と利益追求の両立、サステナビリティを前提にした成長が求められています。上辺だけの取り組み・発信は、批判されるリスクもある中で、企業の姿勢や長期的な施策をいかに発信していけばいいのか。社内外のコミュニケーションのあり方を考えていきます。
社内に散らばる既存の取り組みを寄せ集め「サステナビリティ活動」と体裁を整えアピールするだけに留まっていないだろうか。環境や社会に配慮したビジネス構造を根本から見直し、サステナビリティを利益につながる事業の本丸とするために、広報ができることとは。
社会課題をベースに事業を整理し、各本部の目標に「SDGs」を据えたKDDI。社内外への発信・浸透活動を、サステナビリティ関連の部門内に閉じずに、事業に根差した全社プロジェクトとして実践する体制づくりを行っている。
サステナブルを経営課題に置いたプロジェクト、商品開発に先駆的に取り組んできたアディダス。2021年は競合にもあたるオールバーズや、世界的なキャラクターとのコラボレーションも次々発表。サステナブルストーリーを伝える上でこれらのコラボレーションの意味とは?
P&Gジャパンは5月、LGBTQ+の人たちへの理解を深める「アライ育成研修」を開発した。これも、SDGsの「誰一人取り残さない」というの理念に通ずる施策だ。編集部では、このアライ育成研修開発に至るまでの経緯について担当者に話を聞いた。
持続可能な開発を支援するメディアは、SDGsをどう取り扱っているか。2020年末にSDGsメディア・コンパクトに加盟し、改めてSDGsの達成に資する意思表明をしたNHKに、その後の施策について話を聞いた。
SDGs制服を開発した明石スクールユニフォームカンパニー。その特徴はリサイクルを通じて制服からまた別の衣服へと循環が可能な点だ。学校から採用されるのみならず、メディアからも多くの反響があった。
1964年創業、4つのブランド美容室を全国展開する田谷。100年企業を目指し、さらなる発展の意味を込め、「Leap(飛躍)」というメッセージをこのほど発信した。そのメッセージのビジュアルに起用されたのが、トランスジェンダーの女性だった。
長期的な視点での投資が必要なSDGsは中小企業においてコストととらえられがち。しかし企業が継続して利益をあげるために今やサステナビリティは不可欠となってきている。リスク、そしてチャンスに気づき、実行していくための手順と、社内外への広報のポイントを解説する。
DXが進む中で、サステナブル発信の在り方も大きく変化しています。ステークホルダーとの情報接点がデジタルに集中する中、企業のサステナビリティサイトの充実は欠かせないものになっているのは間違いありません。制作、運用におけるポイントについて紹介します。
どのようなサイトに評価が集まっているのか。CSRコミュニケーション協会 代表理事 安藤光展氏が選んだ3つの企業のサイトを、解説とともに紹介する。